静岡フロサポのサッカーブログ

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プレミアEAST第12節 静岡学園高 vs 大津高

まえがき

ようやく静学初観戦

これまでエスプラットフジスパークで関係者のみの観戦に絞っていた静学ですが、今節はJ3アスルクラロ沼津のホームスタジアムでもある愛鷹広域公園多目的競技場で有観客での開催となりました。新人戦は無観客&中止となり、インターハイ予選も無観客。プレミア第9節のジュビロ磐田U-18戦は有観客でしたが人数制限があったため行くことができず、私にとっては新チームになって初めての観戦となります。

 

盛り上がらない全国大会

この日、隣の愛鷹球場では高校野球が行われており、ブラスバンドの演奏などで盛り上がっていました。

が、プレミアの方は高体連同士の試合ですが応援団などはもちろんなし。高校サッカーファン、地元の少年団、静学に通ってると思われる高校生にカメラ女子。

 

電光掲示板には何も表示がなく、入場のアンセムもなし。

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youtu.be

動画では耳を澄ますと隣の愛鷹球場でのブラバン応援が聞こえてきます。笑

 

片や県予選、それも1回戦。片や全国大会。

 

逆だろ!という感じですが。笑

 

何も知らずに見たら練習試合でもやってるのかと勘違いしてしまう。それがプレミアリーグ。笑

 

両チームの成績

開幕戦ではアウェイの静学が4-0で大津を下しています。

静学はスタートダッシュを成功させ、試合数の関係もありましたが一時首位にも立ちました。現在3位につけています。

プレミアでは好調を維持していますが、インターハイ予選ではまさかの準決勝敗退。県リーグの磐田東高相手に試合を支配したものの得点が獲れずにPK戦で敗退。キッカー4人中3人が外してしまいました。

kathorine.hatenadiary.jp

 

大津はプレミア4連敗中。これまで8試合で1勝のみにとどまっています。

一方でインターハイ予選では熊本4連覇を達成し、九州大会でもPK戦の末に福田師王、大迫塁、名和田我空らを擁する神村学園を下し、見事優勝を果たしています。その勢いのままプレミアに臨みたいところでしたが、磐田U-18、履正社相手に得点はしたものの敗戦。やはりプレミアの壁は厚い。。。

 

静岡学園高2-2大津高

試合記録

スターティングメンバー

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得点者・交代

 

静学は基本的にはいつもの布陣ですが、今節は8番西井が右SB。

インターハイ予選ではトップ下を務めていましたが、意外なコンバート。

普段ボランチの一角を務めている白井柚希がトップ下に、ダブルボランチは保竹駿斗(やすたけ はやと)と高野仁が務めました。

 

大津はボランチ碇がセンターバック。清水ユース戦でもセンターバックを務めていましたが、野田不在のための一時的なものと思っていました。今節はベンチに野田を押し退けての先発。清水ユース戦では4-3-3の布陣でしたが、今節は浅野力愛(あさの りきあ)をアンカーに置いた4-1-3-2。清水ユース戦では右サイドにいた10番田原瑠衣(たばる るい)が左サイドに、また小林俊瑛の1トップではなく2トップで臨みました。

 

ハイライト

動画はアップされ次第貼ります。

 

エースが2ゴールの大仕事

大津はU-19日本代表小林俊瑛が2ゴールを挙げる活躍。

 

先制点の場面、幸運にもカメラに収めることに成功しました。

それが、こちら。

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下手くそすぎる・・・。

コーナーのボールの軌道を見て修正したつもりが逆にやらかしてました。笑

一眼レフではこんなミスしないと思いますが・・・コンデジもお手軽ではありますが画角が狭いのでそれはそれで難しいってことなのでしょうか。知らんけど。

 

そして2点目のPK。

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清水ユース戦では結構辛口な事を書きましたが、結果を出しましたね。

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まだまだポテンシャルを出し切れているかといえばそんなことなさそうに見えるので、まずはインターハイで違いを見せつけてほしいですね。

 

スーパーな10番攻守に奮闘

静学の10番髙橋隆大は攻撃に守備に走り回りチームに貢献。

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特に2点を追いかける中でのスーパーゴールには度肝を抜かれました。右サイドからのカットインでファーに巻くシュートは磐田U-18戦でも見せていましたし、昨年にもよく見られた形でもはや十八番ですが、あれはエグい。

高校選手権vs藤枝東7枚目

 
 
 
 
 
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高校選手権vs宮崎日大8枚目

 
 
 
 
 
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2点目も髙橋くんの仕掛けからのサイドチェンジを15番栗原くんが折り返して最後32番齋藤くんが決めたというもの。

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喜び方がかわいすぎる。笑

後半から寺裏剣(てらうら つるぎ)に代わって途中出場した栗原くんも、はじめは不安定でしたが、時間がたつごとに改善していき相手の脅威になっていました。ルーキーリーグMVPは伊達じゃなかったです。

 

髙橋くん、3月のヤングサッカーフェスティバルでは存在感がなく、プロ入りは正直厳しいのではと思っていましたが、プレミアでは絶好調。体のサイズがやはりネックになるのかもしれませんが、それを補って余りあるほどのテクニック。あれだけの回数仕掛けているのにまともに止められるシーンは皆無。攻め込まれていても彼にボールが入れば余裕で陣地回復が可能。存在感は完全に三笘薫でしたね。

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また、守備でもしっかり切り替えを早くしてプレスバックにも行ってボールを奪い切るシーンが見られましたし、本当に成長著しい頼れるエースって感じでした。

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あと、過去記事や動画見てもわかると思うのですが、結構感情むき出しの部分があるんですよね。ムードメーカーみたいな働きもできるというか。

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円陣組む前に叫んで気合い入れてます。

 

もし獲るところなかったらアスルはマジで狙った方がいい、てか今すぐオファー出せ。

 

両守護神 対照的な声掛け

静学の2年生守護神中村圭祐と大津の3年生守護神西星哉。両守護神は積極的に声を出していましたが、内容はかなり違うもので興味深かったです。

静学の中村は攻撃中でもDF陣にポジショニングの声掛けを常に怠りませんでした。相手が年上だろうと「隆大!もっと下がれ!」「新違えよ!」「行徳!」とガンガン指示を出していました。

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大津の西はそれとは対照的で、「声出せ!」という掛け声がかなり多く、戦術的な声掛けはほとんどなかったように思います。f:id:KATHORINE:20220712220517j:image

どちらも日本高校界指折りの守護神ですが、声の内容にこんなに差があるとは。てか高校最高レベルの大会で「声出せ!」って何度も叫んでるのを見ることになるとは正直思っていませんでした。笑

 

 

あとがき

これからプレミアは中断期間。インターハイが始まります。大津は2回戦からの出場。ベスト8で昌平、ベスト4で青森山田。決勝は前橋育英もしくは神村学園と当たると予想します。厳しい戦いになりますが、頑張ってほしいですね。

静学はインターハイがなくひたすらチーム内で競争し続ける日々となります。早いとこ行徳くんと髙橋くんのプロ内定の知らせが聞きたいです。