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高円宮杯U-18プレミアEAST第15節 JFAアカデミー福島 vs 横浜FCユース

JFAアカデミー福島の試合観戦も今年3試合目となりました。

 

 

まえがき

プレミアEAST後半戦突入

川﨑U-18とマリノスユースの首位争い

川崎フロンターレU-18は開幕12試合無敗で首位独走していましたが、流経大柏JFAアカデミー福島に連敗して平均勝点では首位陥落。横浜F・マリノスユースが首位に立っています。川崎とマリノスが首位争いってJ1かよ。笑

順位 チーム 都道府県 平均勝点 勝点 試合数 得点 失点 得失
1 横浜F・マリノスユース 神奈川 2.31 30 13 10 0 3 41 17 24
2 川崎フロンターレU-18 神奈川 2.29 32 14 10 2 2 34 10 24
3 大宮アルディージャU18 埼玉 1.64 23 14 7 2 5 21 15 6
4 FC東京U-18 東京 1.57 22 14 7 1 6 26 24 2
5 前橋育英 群馬 1.46 19 13 5 4 4 27 20 7
6 青森山田 青森 1.36 19 14 6 1 7 18 16 2
7 横浜FCユース 神奈川 1.29 18 14 5 3 6 25 28 -3
8 流経大柏 千葉 1.29 18 14 5 3 6 12 16 -4
9 柏レイソルU-18 千葉 1.25 15 12 4 3 5 22 24 -2
10 JFAアカデミー福島 静岡 1.07 15 14 4 3 7 17 28 -11
11 市立船橋 千葉 0.92 11 12 3 2 7 9 26 -17
12 桐生第一 群馬 0.42 5 12 1 2 9 13 41 -28

 

残留争いから脱したいJFAアカデミー福島、残留争いに巻き込まれたくない横浜FC

今回の対戦カード、横浜FCユースが7位、JFAアカデミー福島が10位です。JFAアカデミー福島は依然厳しい残留争いの真っただ中です。前節川崎U-18に勝利しましたが、まだ昇降格プレーオフ圏内。しかも11位市立船橋は2試合未消化で、2勝すると順位が入れ替わります。まっっっっったく気の抜けない状況です。

とは言いつつも、今日の横浜FCユース戦に勝利した場合、勝点18で横浜FCユースJFAアカデミー福島が並ぶことになります。つまり、横浜FCユースもまったくもって安全圏ではなく、今日のJFAアカデミー福島戦には絶対勝たなくてはなりません。

 

タレントの多い横浜FCユース、超少数精鋭JFAアカデミー福島

2種登録選手9人 タレント揃いの横浜FC

過去記事で2種登録選手を調べているときも思いましたが、横浜FCは小川航基や長谷川竜也、イサカゼインなど外から選手を多く獲っていてユース上がりの選手が少ない割に2種登録選手が多いんですよね。ユース上がりの選手はDF杉田隼、MF齋藤功佑の2人のみでしたが、2種登録選手はなんと9人。

kathorine.hatenadiary.jp

中でもDFヴァンイヤーデンショーンとMF高塩隼生はSBSカップに参加したU-18日本代表にも選出されました。

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No. Pos. 選手 学年 備考
16 GK 西方優太郎 高2 2種登録、U-16日本代表(2021)
2 DF 中村琉星 高3 2種登録
3 DF 池谷銀姿郎 高3 2種登録、U-17日本代表(2021)
4 DF ヴァンイヤーデンショーン 高3 2種登録、U-18日本代表(2022)
6 MF 清川遥 高3 2種登録
8 MF 清水悠斗 高3 2種登録
10 MF 高塩隼生 高3 2種登録、U-18日本代表(2022)
14 MF 加藤嵩寅 高2 U-16日本代表(2022)
20 MF 永田滉太朗 高2 2種登録
30 MF 高橋友矢 高1 U-16日本代表(2022)
9 FW 守屋颯斗 高3 2種登録

 

世代別代表は花城琳斗1人

対してJFAアカデミー福島は世代別代表経験者は多いものの、今年に限ってはMF花城琳斗がU-17日本代表に選出されたのみ。MF齋藤晴がSBSカップ静岡ユースに選ばれたり、MF石田然が国体の東海ブロック予選で静岡県選抜に選ばれたりしていますが、横浜FCユースと比べるとタレント不足感が否めません。

来年U-18の活動が休止するため1年生がおらず、選手層が薄いこともネックです。現在3年生13人、2年生17人でちょうど30人ですが、来年は本当にきつい・・・。

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No. Pos. 選手 学年 備考
1 GK 佐賀鉄生 高3 U-16日本代表(2020)
4 DF 藤田颯斗 高3 U-15日本代表(2019)
7 MF 齋藤晴 高3 静岡ユース(2022)、U-16日本代表(2020)
10 MF 牧田拓樹 高3 U-15日本代表(2019)
13 MF 花城琳斗 高2 U-17日本代表(2022)
17 MF 山崎太湧 高2 U-16日本代表(2021)
24 MF 石田然 高2 東海国体静岡県選抜(2022)
15 FW 鈴木吏玖 高3 U-16日本代表(2020)

 

JFAアカデミー福島0-2横浜FCユース

スタメン

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JFAアカデミー福島はいつもの4-4-2。

GKは岡本歩夢。DF陣は右から藤田颯斗、長尾ジョシュア文典、西眞之介、阿部琉星。ボランチに椎葉爽と石田然。右SHに10番牧田拓樹。いつもは左SHにテクニシャンの花城琳斗が務めるのですが、今節はU-17日本代表で不在のため関日向多が努めました。2トップは岸本陽と山崎太湧。岸本はこれが6試合目の出場。
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横浜FCはトップチームと同じ3-4-2-1を採用。

GKは2種登録されている2年生西方優太郎。3バックは右から林賢吾、池谷銀姿郎(2種登録)、中村琉聖(2種登録)。ボランチは金子颯太と清川遥(2種登録)。右WBは1年生小漉(こすき)康太、左WBにU-18日本代表としてSBSカップに出場した10番高塩隼生。2シャドーは井上輝と許田新太。ワントップに守屋颯人(2種登録)。

高塩と同じくU-18日本代表のヴァンイヤーデンショーンはベンチスタートです。

 

得点者・交代

JFAアカデミー福島 0-2 横浜FCユース
得点者
  60分 36小漉康太
  67分 9守屋颯人
交代
11岸本陽
JFAアカデミー福島
7齋藤晴
JFAアカデミー福島
HT      
17山崎太湧
JFAアカデミー福島
9今井冠太
JFAアカデミー福島
66分 36小漉康太
横浜FC JY
4ヴァンイヤーデンショーン
横浜FC JY
      75分 9守屋颯人
横浜FC戸塚
38庄司啓太郎
横浜FC JY
        11許田新太
横浜FC JY
20永田滉太朗
横浜FC JY
3阿部琉星
JFAアカデミー福島
18植田陸
JFAアカデミー福島
82分      
      89分 13金子颯太
横浜FC戸塚
14加藤嵩寅
横浜FC JY
SUBSTITUTE
GK12和泉空良(②JFAアカデミー福島)   GK21堤晃波(②横浜FC JY)
DF28坂本透吾(②JFAアカデミー福島)   MF5薬師寺大繁(③FC川崎CHAMP)
MF19山口惟博(②JFAアカデミー福島)   MF23木村恵允(②横浜FC JY)
MF21林晃希(②FC KAJITSU)    
警告・退場
  85分 🟨6清川遥

JFAアカデミー福島はハーフタイムに2トップの岸本陽をSBSカップ静岡ユースメンバー齋藤晴に交代。右SHに齋藤、左SHに牧田拓樹、2トップに山崎太湧と関日向多となりました。

また、82分には左SB阿部琉星をFW登録の植田陸に交代。右SBの藤田颯斗を左SBにし、植田を右SBに配置しました。

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横浜FCは後半に右WBの小漉康太とヴァンイヤーデンショーンを交代。ショーンが3バックの中央に入り、池谷銀姿郎と林賢吾がそのまま右に押し出され、右CBに池谷、右WBに林が入りました。

75分、ワントップ守屋颯人を1年生庄司啓太郎に、シャドー許田新太を2年生永田滉太朗(2種登録)に交代。89分にはボランチ金子颯太に代えてU-16日本代表加藤嵩寅を投入しました。

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スタッツ

JFAアカデミー福島 0-2 横浜FCユース
9 シュート 7
8 GK 15
1 CK 4
12 FK 8

 

ハイライト

 

ビルドアップの精度に差

どちらも最終ラインでボールを回して穴を作り、縦パスでスイッチを入れたいというチーム。ただ、その精度、スイッチを入れたときのスピードアップの質に差があったように思います。

横浜FCはボールホルダーにしっかり寄せており、アカデミーDF陣は落ち着いてボールを持てず。苦し紛れに出した縦パスはことごとく相手に渡ってしまいました。サイドバックにボールを渡しても前を向かずにセンターバックに戻してしまうような場面も多かったです。左SB阿部琉星が左SH関日向多から「前向け」と何度も言われていたのが印象的でした。

後半は最終ラインからのロングパスを増やすことで横浜FCのプレッシャーをうまく回避していましたが。

アカデミーのサイドバックはあまり高い位置まで上がらない守備的な選手が多いため、なかなか攻撃に迫力が出ないですね。阿部が高い位置でボール要求してパスを受けても結局仕掛けずに戻す場面もありましたし、ここは課題かなと思います。

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そんな中、終盤に右SBとして出場した植田陸は面白い存在だなと思いました。FW登録ということもあってポジショニングはCB長尾ジョシュア文典からかなり細かく指示を受けていたり不慣れな点もありましたが、アカデミーがボール持っている時はウイングのような高い位置を取っていました。ボールはほとんど回ってきませんでしたが、相手からボールを奪った後のボールタッチは攻撃的な選手のそれでしたし、まだ2年生なので残り試合期待できますね。

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横浜FCは3バックから余裕を持ってWBやボランチにボールを配給できていました。

横浜FCボランチの清川遥がテクニックがあり、ボールをうまくキープできていましたし、センターバック中央の池谷銀姿郎はサイドで詰まっていると見るや逆サイドのWBへサイドチェンジを積極的に行なっており落ち着いてプレーしている印象でした。

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横浜FC 1年生2人出場

先発で右WBに小漉康太(36番)、途中出場でワントップに庄司啓太郎(38番)が出場しました。

小漉はこれがプレミア初出場ですが、こぼれ球にしっかり詰めて初ゴール。きっちり仕事をしました。

庄司は7ゴールを挙げているエースストライカー守屋颯人に代わって出場。170センチと大きくはないもののしっかり相手を背負ってプレーもできる今後が楽しみな選手。監督も「庄司中心!庄司中心!」と声を掛けており、来年以降軸になりうる選手かなと思います。

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横浜FC 注目選手勢揃い

前述のボランチ清川遥やCB池谷銀姿郎に加え、GKに西方優太郎(16番)、左CBに中村琉聖(2番)、左WBに高塩隼生(10番)、ワントップに守屋颯人(9番)と多くの2種登録選手が出場しました。また、後半にはCBの中央にヴァンイヤーデンショーン(4番)、右シャドーに永田滉太朗(20番)、ボランチに加藤嵩寅(14番)が出場し、注目選手がほぼ勢揃いしました。

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ショーンと永田の身長差すごいなと思ってたら永田は158センチのようですね。ショーンが193センチなので実に25センチ差。なるほど。

永田はドリブラー気質のあるプレイヤーでした。薄暗い中であのスピードのあるドリブルはさすがに撮れませんでした。笑

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ストライカー不在が苦しいアカデミー

アカデミーはストライカーらしいストライカーがいないのがかなりしんどいですね。みんな上手いけどプレミアのレベルで見ると劣っているのも否めない・・・。シュートまで行けているんですけどね。

 

あとがき

アカデミー降格圏内転落の可能性も

アカデミーは勝点を伸ばすことができず、昇降格プレーオフ圏内の10位のまま。アカデミーは延期になった試合もないので予定通り15試合全て消化しています。降格圏内の11位市立船橋と12位桐生第一はどちらも消化試合は12試合で、延期となっている試合結果によってはアカデミーの降格圏内転落も現実的となってしまいます。

桐生第一は3勝して勝点9伸ばしてもアカデミーには届きませんが、市立船橋は1勝1分でアカデミーと勝点が並ぶので気が抜けない状況です。幸いにも直接対決が残っているので、そこで叩いて降格圏外に止まり続けることができるかが焦点となってきます。市立船橋との試合は第19節です。

アカデミーは次節アウェイで桐生第一戦。こちらの対決も見逃せません。(さすがに見に行けないけど)

 

花城琳斗、初代表初試合で2ゴール

U-17日本代表として新潟国際ユースに参加しているMF花城琳斗は、初戦のU-17イラン代表戦で自ら得たPKと珍しいヘディングシュートを決めて2ゴール。代表定着へ向けて猛アピールしています。代表でのレベルアップがチームの浮上のきっかけになるか注目です。

 

勝利の横浜FCは上位進出も視野

横浜FCは今節の勝利で勝点を21に伸ばし6位浮上。1位、2位の横浜F・マリノスユース川崎フロンターレU-18は勝点でも頭ひとつ抜けていますが、3位の大宮アルディージャU18は1試合未消化ながら勝点23のため、上位も視野に入ってきました。だいぶ勝点詰まってたんですね。残り試合で猛アピールして上位進出&トップ昇格を掴み取ってほしいです。

 

秋が近づきピントブレッブレ

今節は16:00キックオフ。そろそろ秋も近づいてきて日が短くなってきています。

マチュアフォトグラファーにはかなりしんどい時間帯でした・・・笑

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この写真なんて10mくらいのめっちゃ至近距離でしかも相手ほぼ動いてないのにブレているし、試合中なんてもう言わずもがなです。

今後はデイゲームも増えてくるのであまり心配する必要もないですが、少し残念でした。笑

 

過去記事

kathorine.hatenadiary.jp

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フォトギャラリー

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