JFLは残り4節 J3昇格クラブは!?
JFLは現在第26節まで消化し、残り4節となりました。
10月に行われたJリーグ入会審査の結果、今季のJFLから5クラブのJリーグ入会が認められました。J3に昇格できるのは最大2クラブであり、現状をまとめてみました。
Jリーグ入会条件
Jリーグ入会審査を通過したクラブのうち、①~③の条件をすべて満たしたクラブがJリーグに入会し、来季J3でプレーします。
①JFL上位4位以内
②百年構想クラブのうち上位2位以内
③ホーム戦平均入場者数2000人以上(合計3万人)
Jリーグ百年構想クラブ
太字のクラブはJリーグ入会審査が承認されたクラブ。つまり、上記①~③の条件をクリアすれば来季J3でプレー可能です。
また、鈴鹿ポイントゲッターズは百年構想クラブでしたが、現在資格がはく奪されています。
1 | ラインメール青森 | 青森 | JFL |
2 | ヴィアティン三重 | 三重 | JFL |
3 | FC大阪 | 大阪 | JFL |
4 | 奈良クラブ | 奈良 | JFL |
5 | ヴェルスパ大分 | 大分 | JFL |
6 | クリアソン新宿 | 東京 | JFL |
7 | 高知ユナイテッドSC | 高知 | JFL |
8 | コバルト―レ女川 | 宮城 | 東北1部 |
9 | 栃木シティFC | 栃木 | 関東1部 |
10 | 東京23FC | 東京 | 関東1部 |
11 | VONDS市原 | 千葉 | 関東1部 |
12 | 南葛SC | 東京 | 関東1部 |
13 | 沖縄SV | 沖縄 | 九州 |
JFL順位表(第26節終了時点)
上位4位以内かつ百年構想クラブ上位2クラブ、そしてホーム戦平均観客2000人を満たしたクラブがJ3に昇格します。
順位 | クラブ | 試合数 | 勝点 | 得点 | 失点 | 得失点差 | 平均観客数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Honda FC | 26 | 52 | 42 | 18 | 24 | 602 |
2 | FC大阪 | 26 | 51 | 40 | 30 | 10 | 1860 |
3 | 奈良クラブ | 26 | 49 | 40 | 22 | 18 | 2396 |
4 | FCマルヤス岡崎 | 26 | 42 | 41 | 28 | 13 | 424 |
5 | 東京武蔵野ユナイテッドFC | 26 | 42 | 41 | 28 | 13 | 689 |
6 | ラインメール青森 | 26 | 41 | 29 | 21 | 8 | 637 |
7 | ヴィアティン三重 | 26 | 38 | 38 | 26 | 12 | 1722 |
8 | 鈴鹿ポイントゲッターズ | 26 | 38 | 27 | 32 | -5 | 2327 |
9 | ヴェルスパ大分 | 26 | 37 | 32 | 37 | -5 | 1324 |
10 | 高知ユナイテッドSC | 26 | 34 | 27 | 30 | -3 | 916 |
11 | ホンダロックSC | 26 | 32 | 30 | 28 | 2 | 169 |
12 | FC神楽しまね | 26 | 30 | 26 | 35 | -9 | 419 |
13 | FCティアモ枚方 | 26 | 28 | 34 | 41 | -7 | 480 |
14 | ソニー仙台FC | 26 | 23 | 20 | 36 | -16 | 302 |
15 | クリアソン新宿 | 26 | 22 | 25 | 43 | -18 | 1870 |
16 | MIOびわこ滋賀 | 26 | 15 | 18 | 55 | -37 | 514 |
Soccer D.B. : 2022 日本フットボールリーグ 観客動員
J3昇格の可能性が高いのはFC大阪と奈良クラブ
上位4位以内にはFC大阪と奈良クラブが入っていますが、現段階で平均観客数2000人以上を満たしているのは奈良クラブのみ。奈良クラブは既にホーム観客数が累計3万人を超えているため、残りホーム2試合の観客が0人でも大丈夫です。
2位FC大阪は現段階ではホーム平均観客数は1860人。あと2試合で5819人観客が集まれば要件クリアです。
【#観客動員数】
— FC大阪【公式】#FC大阪 (@FCosakaOfficial) 2022年10月26日
/
Jリーグ参入条件:
年間来場者数30,000人まで、
あと『5,819人』‼️
\
残りホームゲーム2試合となりました‼︎
J3昇格に向けて皆さまのお力が本当に必要です。1人でも多くのご来場、そして熱い応援心よりお待ちしております。#FC大阪#JFL pic.twitter.com/X2IW7nPmTE
ラインメール青森、ヴィアティン三重、ヴェルスパ大分は順位要件満たせず
6位ラインメール青森、7位ヴィアティン三重、9位ヴェルスパ大分は「上位4位以内かつ百年構想クラブ上位2クラブ」に入る見込みが少なく、今季のJ3昇格は難しそうです。
この3クラブで最上位のラインメール青森は、残り4試合で全勝すれば勝点12を積み上げることができ、その場合勝点53となります。
ただし、2位FC大阪、3位奈良クラブが勝点53を超えるのは時間の問題なので、仮に4位以内に入っても百年構想クラブ上位2クラブに入ることは難しいと思います。
そのため、今季のJ3昇格はFC大阪と奈良クラブに絞られたといえます。
来季以降もJ3昇格のチャンスあり
今季のJ3昇格はFC大阪と奈良クラブが濃厚で、他クラブの昇格の見込みはほとんどありません。しかし、来季以降もJ3昇格のチャンスがあります。来季以降はJ3とJFLの間で昇降格が行われるという話もあります。自動入れ替えなのか、それとも入れ替え戦を行うのかはまだわかりませんが、今後の動向も目が離せません。
高校選手権静岡県大会決勝トーナメント組み合わせ決定
J3第29節 藤枝MYFC J2昇格圏内2位浮上!(10/19追記)
ついに藤枝MYFCがJ2昇格圏に再浮上しました!
予想を大きく裏切られた第29節
J3第29節はは戦前の予想が大きく裏切られる結果となりました。
いわきFC(1位) | vs | アスルクラロ沼津(12位) |
鹿児島ユナイテッド(2位) | vs | テゲバジャーロ宮崎(13位) |
カターレ富山(5位) | vs | 藤枝MYFC(3位) |
松本山雅FC(4位) | vs | FC岐阜(10位) |
YSCC横浜(18位) | vs | FC今治(6位) |
予想は以下の記事から。
要約すると、
沼津vsいわき
・いわきのアウェイ勝率は71%。
・沼津はホーム開幕戦福島ユナイテッド戦(0-5)を除くとホーム13試合5失点。
→0-0、0-1のロースコアゲームになると予想
鹿児島vs宮崎
・鹿児島は今季ホーム勝率1位(79%)。
→鹿児島有利と予想
富山vs藤枝
・通算成績は富山の12勝3分2敗。
・今季はリーグと天皇杯で対戦し富山が2戦2勝。
・富山のホーム勝率77%。
・監督交代後3連勝中。
→富山有利と予想
→今治有利と予想
結果は
1位いわきvs12位沼津は前半0-1とロースコアでしたが、後半はいわきが50分からの15分間で3得点を挙げ、結局0-4と大差でいわきの勝利。
2位鹿児島vs13位宮崎は、ホームで圧倒的な勝率を誇る鹿児島が先制して前半を折り返したものの、後半に逆転されてそのまま敗戦。しかも、前半15分でエース米澤令衣が負傷交代したようです。まだクラブからリリースがありませんが、攻撃の要を失うのは大きな痛手です。
負傷交代した令衣くんだけどベンチで一緒に戦ってた#米澤令衣 #鹿児島ユナイテッドFC #OneTeamOneGame #鹿児島しか勝たん pic.twitter.com/OGhZN9lO5R
— ビブ🍊 (@z56saku2) 2022年10月17日
そして注目の直接対決である5位富山vs3位藤枝。富山がまさかの4失点で藤枝に敗戦。渡邉りょうの代わりにワントップを務めた岩渕良太が2ゴールを挙げました。
6位今治も最下位YS横浜にまさかの敗戦。注目のU-19日本代表FW千葉寛汰がゴールを挙げたものの、前半の2失点を取り返すには至りませんでした。
藤枝の勝利は私にとってポジティブサプライズでしたが、まさかここまで差が開くと思っていませんでした。いわきvs沼津も同様、いわきが勝つとは思っていましたがまさかここまで大差がつくとは。そしてYS横浜が松本に続いて今治も食うとは。本当に予想外です。
ちなみに4位松本は直近3試合1分2敗、前節は藤枝との直接対決に敗れて最悪な状況でしたが、岐阜相手にしっかりと勝ち切って勝点を積み上げました。
その結果、順位は以下のようになりました。
順位 | チーム | 試合数 | 勝点 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | いわきFC | 29 | 66 | 64 | 19 | 45 |
△2 | 藤枝MYFC | 29 | 61 | 53 | 25 | 28 |
▼3 | 鹿児島ユナイテッド | 29 | 59 | 49 | 32 | 17 |
4 | 松本山雅FC | 29 | 57 | 37 | 23 | 14 |
5 | カターレ富山 | 29 | 54 | 44 | 35 | 9 |
6 | FC今治 | 29 | 53 | 46 | 31 | 15 |
7 | AC長野パルセイロ | 29 | 47 | 35 | 33 | 2 |
8 | 愛媛FC | 28 | 43 | 41 | 34 | 7 |
9 | 福島ユナイテッド | 29 | 38 | 33 | 36 | -3 |
△10 | ギラヴァンツ北九州 | 29 | 33 | 31 | 36 | -5 |
▼11 | FC岐阜 | 29 | 33 | 39 | 47 | -8 |
△12 | テゲバジャーロ宮崎 | 28 | 32 | 32 | 40 | -8 |
△13 | ヴァンラーレ八戸 | 29 | 31 | 25 | 42 | -17 |
▼14 | アスルクラロ沼津 | 29 | 30 | 23 | 37 | -14 |
▼15 | ガイナーレ鳥取 | 29 | 28 | 42 | 52 | -10 |
△16 | カマタマーレ讃岐 | 29 | 24 | 22 | 40 | -18 |
▼17 | SC相模原 | 29 | 23 | 27 | 42 | -15 |
18 | YSCC横浜 | 29 | 21 | 20 | 59 | -39 |
いわきは相変わらず首位。2位は富山との上位対決に勝利した藤枝になり、ホームでまさかの敗戦を喫した鹿児島が3位に転落しました。4~6位は松本、富山、今治で変わらず。
ただし、富山と今治は勝点を積み上げることができなかったため、残り5試合で昇格圏の2位以内に入るには富山は勝点7を、今治は勝点8を最低でも積み上げなくてはなりません。藤枝が残り5試合で3勝した時点で富山と今治のJ2昇格はなくなります。
J3は残り5試合
直近3試合で負けていないのはいわきと藤枝のみ。いわきも藤枝も共に4連勝中です。次節、2位藤枝は第29節で鹿児島を下した宮崎とホームで対戦します。また、松本と今治は直接対決です。
順位 | チーム | 勝点 | 第27節 | 第28節 | 第29節 | 第30節 | 第31節 | 第32節 | 第33節 | 第34節 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | いわきFC | 66 | H 讃岐 4〇1 |
A 鳥取 3〇1 |
A 沼津 4〇0 |
H 愛媛 | A 宮崎 | H 鹿児島 | A 相模原 | H YS横浜 |
△2位 | 藤枝MYFC | 61 | H YS横浜 4〇1 |
H 松本 1〇0 |
A 富山 4〇1 |
H 宮崎 | A 鳥取 | A 今治 | H 福島 | A 長野 |
▼3位 | 鹿児島ユナイテッド | 59 | H 長野 4〇1 |
A YS横浜 1〇0 |
H 宮崎 1●2 |
A 福島 | H 愛媛 | A いわき | H 岐阜 | A 富山 |
4位 | 松本山雅FC | 57 | A 沼津 0△0 |
A 藤枝 0●1 |
H 岐阜 2〇1 |
A 今治 | H 長野 | A 富山 | A 宮崎 | H 相模原 |
5位 | カターレ富山 | 54 | H 相模原 1〇0 |
A 岐阜 3〇1 |
H 藤枝 1●4 |
A 八戸 | H 今治 | H 松本 | A 北九州 | H 鹿児島 |
6位 | FC今治 | 53 | H 鳥取 3〇0 |
A 相模原 2〇0 |
A YS横浜 1●2 |
H 松本 | A 富山 | H 藤枝 | H 長野 | A 八戸 |
>10/19追記
超わかりやすい勝点表を作った方がいらっしゃいましたので共有します。
https://twitter.com/agohide/status/1582575353431662592?s=46&t=od9NcTZ0bPmEzGH4Q_m7Ww
J2ライセンスの行方はいかに
いわきがダントツの首位でシーズンを終えそうな気がしますが、実はいわきはまだJ2ライセンスを持っていません。つまり、優勝してもJ2へ昇格できません。
理由はJ2基準のスタジアムを持っていないから。
しかし、今後数年以内にJ2基準のスタジアムを整備するという条件付きでのJ2ライセンスの申請を出しています。
2023年のJ2クラブライセンスは10月のJリーグ理事会で判定結果が公表されるとのことです。ここでJ2ライセンスを取得できなかった場合、いわきはたとえ優勝したとしてもJ2昇格できず、来年もJ3で過ごすことになりますが、おそらくJ2ライセンスは取得できるでしょう。
現在、いわきを除く上位クラブの中では松本、鹿児島、富山がJ1ライセンス、藤枝、今治がJ2ライセンスを保有しています。つまり、どのクラブが2位以内に入ってもJ2に昇格可能です。
ただし、藤枝と今治は条件付きのJ2ライセンス。どちらもスタジアムを今後数年以内にJ2基準にすることが条件となっています。
藤枝はスタジアム改修でJ2基準を満たす方針。バックスタンドの改修は既に始まっており、2023年12月に完成を見込んでいます。
昨シーズンは芝生席になっていたバックスタンドも
既に改修中で芝生がなくなっています。2023年末には座席になっています。
今治は新スタジアム建設の方針。現在のホームスタジアム「ありがとうサービス.夢スタジアム」は2017年に完成したばかりですが、既に新しいスタジアムの建設が始まっています。
新しいスタジアムの名前は「里山スタジアム」。2023年1月に完成予定のようです。
夢スタはトップチームやアカデミーの練習場として使用する予定のようです。
次節も意外な展開となるか?大注目!
第29節はいわきと藤枝、松本以外の3クラブが負けるという意外な展開となりました。どのクラブが今度は足元をすくわれるかわかったもんじゃありません。
藤枝が負けて鹿児島が勝てばまた順位が入れ替わりますし、松本もまだ昇格圏内に入る可能性があります。いわきと藤枝の勝点差は5なので、まだ藤枝にも優勝の目があります。
残り5試合、目が離せません!
J3リーグ J2昇格争いプレビュー
今、J2昇格争いが面白い!
J3は現在28試合を消化しています。
J2昇格クラブはリーグ戦上位2クラブのみ。J1昇格プレーオフのようなものはありません。
ここで、順位表を見てみましょう。
順位 | チーム | 試合数 | 勝点 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | いわきFC | 28 | 63 | 60 | 19 | 41 |
2 | 鹿児島ユナイテッド | 28 | 59 | 48 | 30 | 18 |
3 | 藤枝MYFC | 28 | 58 | 49 | 24 | 25 |
4 | 松本山雅FC | 28 | 54 | 35 | 22 | 13 |
5 | カターレ富山 | 28 | 54 | 43 | 31 | 12 |
6 | FC今治 | 28 | 53 | 45 | 29 | 16 |
7 | AC長野パルセイロ | 28 | 44 | 32 | 32 | 0 |
8 | 愛媛FC | 27 | 42 | 40 | 33 | 7 |
9 | 福島ユナイテッド | 28 | 38 | 33 | 34 | -1 |
10 | FC岐阜 | 28 | 33 | 38 | 45 | -7 |
11 | ギラヴァンツ北九州 | 28 | 32 | 30 | 35 | -5 |
12 | アスルクラロ沼津 | 28 | 30 | 23 | 33 | -10 |
13 | テゲバジャーロ宮崎 | 27 | 29 | 30 | 39 | -9 |
14 | ガイナーレ鳥取 | 28 | 28 | 42 | 51 | -9 |
15 | ヴァンラーレ八戸 | 28 | 28 | 24 | 42 | -18 |
16 | SC相模原 | 28 | 23 | 26 | 39 | -13 |
17 | カマタマーレ讃岐 | 28 | 21 | 20 | 40 | -20 |
18 | YSCC横浜 | 28 | 18 | 18 | 58 | -40 |
首位はJ3昇格1年目のいわきFC。序盤戦から安定した戦いを見せて首位独走しています。
続く2位が鹿児島ユナイテッド。2018年にJ3で2位になりJ2昇格を果たしましたが1年で降格。エースFW米澤令衣、今季からチームに加わったFW有田光希が得点を量産し、J2復帰へ向けて奮闘中です。
この2クラブが序盤から昇格争いをリードしています。
鹿児島を勝点1差で追うのが藤枝MYFC。昨年7月にOBの須藤大輔氏が監督に就任し、”超攻撃的エンターテインメントサッカー”を打ち出して大躍進。オフシーズンには退団選手15人、新加入選手14人と大幅な入れ替えを断行。今季序盤は12位まで順位を落としましたが、そこから驚異の追い上げを見せています。
少し勝点が離れたところに4位松本山雅、5位カターレ富山、6位FC今治と続きます。松本はJ3全18クラブの中で唯一のJ1経験クラブ。シーズン前はJ2昇格の大本命と目されていましたが、昇格圏内にはなかなか入れず。我慢の戦いが続いていましたが最近瓦解気味。富山はJ2014年にJ2からJ3に降格してから常に上位争いに加わってはいるものの昇格には届かず。2021年に横浜F・マリノスや湘南ベルマーレ、清水エスパルスの社長を歴任した左伴繁雄氏を社長に迎え、生まれ変わりを目指しています。6位FC今治は岡田武史元日本代表監督が会長を務め”岡田メソッド”で話題になったクラブ。J3参入3年目となる今季は上位陣をジャイアントキリングしまくって上位につけています。
残り6試合。
昇格争いは8位愛媛まで可能性が残っていますが、あくまでそれは数字上の話。鹿児島と愛媛の勝点差は17まで開いており、鹿児島が残り6試合全敗し、愛媛が全勝しない限り越えることはできません。7位の長野も同様で、鹿児島とは勝点差が15あり、鹿児島が5敗しないと勝点で並ぶことはできません。昇格争いするチームがいきなりそこまで乱調になることはさすがににないと思います。
昇格争いは実質6位今治まで。残り6試合で勝点差6。鹿児島が2敗する可能性は十分あると思います。
また、後に述べますが勝率を見てみるとホーム勝率2位は現在5位の富山、そしてアウェイ勝率2位は現在6位の今治となっており、残り試合の開催地は昇格争いをしていく上で大きな鍵となる可能性があります。
J3は残り6試合 第32節がアツい!
J3も終盤戦、残すところあと6試合です。
順位 | チーム | 勝点 | 第27節 | 第28節 | 第29節 | 第30節 | 第31節 | 第32節 | 第33節 | 第34節 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | いわきFC | 63 | H 讃岐 4〇1 |
A 鳥取 3○1 |
A 沼津 | H 愛媛 | A 宮崎 | H 鹿児島 | A 相模原 | H YS横浜 |
2位 | 鹿児島ユナイテッド | 59 | H 長野 4〇1 |
A YS横浜 1○0 |
H 宮崎 | A 福島 | H 愛媛 | A いわき | H 岐阜 | A 富山 |
3位 | 藤枝MYFC | 58 | H YS横浜 4〇1 |
H 松本 1○0 |
A 富山 | H 宮崎 | A 鳥取 | A 今治 | H 福島 | A 長野 |
4位 | 松本山雅FC | 54 | A 沼津 0△0 |
A 藤枝 0●1 |
H 岐阜 | A 今治 | H 長野 | A 富山 | A 宮崎 | H 相模原 |
5位 | カターレ富山 | 54 | H 相模原 1○0 |
A 岐阜 3○1 |
H 藤枝 | A 八戸 | H 今治 | H 松本 | A 北九州 | H 鹿児島 |
6位 | FC今治 | 53 | H 鳥取 3○0 |
A 相模原 2○0 |
A YS横浜 | H 松本 | A 富山 | H 藤枝 | H 長野 | A 八戸 |
注目は第32節。上位6チームによる直接対決が待っています。ここで昇格争いの大勢が決まると思います。
各チームのホーム&アウェイ勝率
ホーム勝率:鹿児島、富山、藤枝が7割越え
ホームの勝率は鹿児島がトップの79%。次いで富山が77%、藤枝が73%と7割を超えています。首位いわきは勝率は64%であまり高くないですが、ホームではまだ1敗しかしておらず、そういう意味ではホームで強いと言ってもよいと思います。
順位 | チーム | 試合 | 勝率 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 鹿児島 | 14 | 78.6 | 11 | 1 | 2 |
2 | 富山 | 13 | 76.9 | 10 | 1 | 2 |
3 | 藤枝 | 15 | 73.3 | 11 | 1 | 3 |
4 | いわき | 14 | 64.3 | 9 | 4 | 1 |
5 | 松本 | 14 | 64.3 | 9 | 2 | 3 |
6 | 今治 | 14 | 57.1 | 8 | 2 | 4 |
アウェイ勝率:いわきがダントツの71%
アウェイの勝率はホームの勝率と比べて低めとなっています。そんな中、いわきだけアウェイで2桁勝利を挙げており、勝率はダントツトップの71%となっています。2位の今治が57%なのでめちゃくちゃ異常です。
今治はホームの勝率もアウェイの勝率も同じ57%で波がなく、それはそれで驚異的な数字です。今治も鹿児島も勝率は同じですが、鹿児島はアウェイで5敗しています。
順位 | チーム | 試合 | 勝率 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | いわき | 14 | 71.4 | 10 | 2 | 2 |
2 | 今治 | 14 | 57.1 | 8 | 3 | 3 |
3 | 鹿児島 | 14 | 57.1 | 8 | 1 | 5 |
4 | 藤枝 | 13 | 53.8 | 7 | 3 | 3 |
5 | 松本 | 14 | 50.0 | 7 | 4 | 3 |
6 | 富山 | 15 | 46.7 | 7 | 2 | 6 |
各チームの展望
1位:いわきFC 堅守沼津とのアウェイ決戦に注目
いわきは第32節に2位鹿児島とホームで直接対決。いわきはホームの勝率が64%と意外にも上位陣の中では低めの数字。ホームでは1敗しかしていませんが、引き分けは4試合。ただ、鹿児島は逆に引き分けの試合が極端に少ないチーム。白黒つくのか引き分けるのか、非常に読みづらい一戦です。
鹿児島戦以外は上位陣との試合がなく、このまま1位フィニッシュする可能性が高いのではないかと思います。
しかし、個人的には第29節のアウェイアスルクラロ沼津戦も面白い一戦になると思っています。
沼津は現在12位で、勝点30、23得点33失点です。しかし、ホームに限ると勝点25、16得点10失点であり、勝点の80%以上をホームで稼いでいる計算になります。また、ホームでの失点が少なく、未だ3敗しかしていません。
負けた相手は福島、今治、鹿児島の3チーム。このうち福島には0-5で負けていますが、ホーム開幕戦でガチガチに緊張した中での5失点。ホーム14試合で10失点していますが、そのうち5失点がこの福島戦なので、ホームは13試合5失点しかしていないことになり、守備がめちゃくちゃ堅いことがわかります。事実、今治、鹿児島相手には負けたものの0-1と僅差の試合になっています。また、松本相手にはスコアレスドロー、また富山相手にはウノゼロで勝利しており、いくらいわきといえども油断できる相手ではないかもしれません。
試合を見ている感じ、沼津は塩試合に持ち込むのがうまいという印象でしょうか。シーズン開幕当初は繋ぐサッカーを志向していたものの、上手くいかなかったため途中からキック&ラッシュのサッカーに転換。そしてここ数節は5バックで後ろを固めるシーンが増えています。いわきが沼津の堅守を崩せるのか注目です。
2位:鹿児島ユナイテッド 最終節富山戦がカギ
鹿児島は第32節のアウェイいわき戦のほか、最終節にアウェイの富山戦が待っています。そして鹿児島はアウェイでは8勝1分5敗という成績ですが、勝率が57%とあまり高くない上、勝てなかった場合1分5敗と負けが先行しています。富山はホーム勝率が77%。そういう意味では最終節富山戦はかなり鬼門なのではないかと思います。
今季甲府から加入したFW有田光希が得点ランキング14得点、エースのFW米澤令衣が得点ランキング3位の12得点を挙げており、チームの得点数もいわき、藤枝に次ぐ48得点で3位。この攻撃力を発揮できるか注目です。
3位:藤枝MYFC 得意のホームは2試合のみ
藤枝は序盤戦で12位まで順位を落としたものの6連勝で昇格争いに一気に名乗りを上げました。直近では8戦無敗の現在3連勝中、前節は昇格争いのライバルである松本を下して波に乗っています。
ただし、得意のホームでの試合は残り2試合のみ。ひたすらアウェイでの試合となります。そして、次の試合はアウェイ富山戦。今季、藤枝は富山とはリーグ戦だけでなく天皇杯でも対戦していますが、2戦2敗と勝てていません。そもそも富山とは過去17試合していますがまだ2勝しかしていません。超相性悪いです。その上今季の富山はホームで強いです。
しかも藤枝はワントップの渡邉りょうを出場停止で欠いた状態。渡邉の前にワントップを務めており、序盤戦のトップスコアラーだった土井智之は消息不明。
ただ、これを乗り越えれば上位陣との試合は今治戦のみ。U-19アジアカップ予選で無双し、その後のJ3でも勢いを維持しているFW千葉寛汰を抑えることができるかが鍵になりますが、
4位:松本山雅FC 3試合勝ちなしから立て直せるか
松本は最下位YSCC横浜にホームで0-1で敗れてからアウェイ沼津戦でスコアレスドローで終え、4位に順位を落とすと、藤枝との直接対決に敗れリーグ戦3試合勝ちなしとなりました。沼津戦、藤枝戦の静岡アウェイ2連戦ではサポーターが大挙しホームジャック。沼津戦ではバス待ちをするほどの気合の入りようでしたが結果は振るわず。
上位対決は今治と富山が残っており、ここで勝てるかがポイント。そしてもう一つの大きなポイントが、第31節の信州ダービーです。ここで勝てないようだと雰囲気も含めて終戦になってしまうのではないでしょうか。
U-19日本代表FW横山歩夢も含めここ3試合ノーゴールの攻撃陣の奮起が期待されます。
5位:カターレ富山 得意のホームで監督交代ブースト
富山は残り6試合のうち4試合が昇格争いのライバルであり、めちゃくちゃ貧乏くじを引いているように見えます。しかし、この4試合はすべて得意のホームで行われます。
富山はホーム勝率が鹿児島に次ぐ2位の77%。ホームでは2敗していますが、それは第3節の北九州戦と第5節の岐阜戦であり超序盤です。そして、アウェイでの勝率が7割という狂った成績を叩き出しているいわき相手にも引き分けに持ち込んでいます。
富山は9/17の沼津戦での敗戦後に石崎信弘監督から小田切道治監督に交代。その後3戦3勝と勢いに乗っています。巷では新監督になったことで選手が適材適所に配置されるようになり、伸び伸びプレーできているとのこと。
富山としては勢いに乗った今、得意なホームで昇格争いのライバルを食いまくって2位に食い込みたいところ。まずは次節の超相性の良い藤枝戦ですね。
6位:FC今治 覚醒したFW千葉寛汰が牽引
今治はホーム、アウェイともに勝率が57%で波が少なく、上位陣相手でも平気で勝つ超厄介なチームです。いわき相手に唯一シーズンダブルを食らわせたチームです。(ちなみに9月のいわき戦は千葉寛汰はメンバー外でした。)
というかそもそも上位相手にめっぽう強く、ホーム鹿児島戦とアウェイ松本戦以外は全勝しています。
日程 | 節 | スコア | 相手 | |
---|---|---|---|---|
3月20日 | 第2節 | 2○1 | H | カターレ富山 |
4月17日 | 第6節 | 1〇0 | A | いわきFC |
5月15日 | 第9節 | 0●1 | H | 鹿児島ユナイテッド |
5月29日 | 第10節 | 1●2 | A | 松本山雅FC |
6月19日 | 第13節 | 2〇1 | A | 藤枝MYFC |
8月28日 | 第22節 | 4〇3 | A | 鹿児島ユナイテッド |
9月18日 | 第25節 | 1〇0 | H | いわきFC |
10月23日 | 第30節 | ? | H | 松本山雅FC |
10月30日 | 第31節 | ? | A | カターレ富山 |
11月6日 | 第32節 | ? | H | 藤枝MYFC |
今治はそもそも厄介な相手ですが、5月に育成型期限付き移籍で清水エスパルスから加入したFW千葉寛汰が9月のU-20アジアカップ予選で覚醒し、さらに厄介な相手になりました。アジアカップ予選には格下しかいなかったとはいえ、追加招集という立場ながら3試合で9得点という狂気じみた得点力を見せました。代表から帰ってきてからもその勢いは衰えず、代表から帰ってきて3試合で4得点。
これから試合をする松本、富山、藤枝は食われるかもしれません。
まだ終わりの見えないJ2昇格争いに注目!
いかがだったでしょうか。正直いわきの優勝は堅いと思いますが、2位争いはまだ決していないというのが私の見立てです。特に5位富山、6位今治にとって残り試合は有利なシチュエーションが多いので、今はまだ上位にいる鹿児島や藤枝、松本は足をすくわれる可能性が高いのではないかと思います。上位陣での直接対決も多く残されていますし、まだどう転ぶかわかりません。
個人的には藤枝にJ2昇格してほしいので、富山と今治には藤枝戦以外で頑張ってほしいです!
J3第28節 藤枝MYFC vs 松本山雅FC
まえがき
2週連続静岡に松本サポ
先週は沼津に、そして今度は藤枝に松本サポが大挙しました!
11時30分の時点で既にスタジアム周辺の駐車場は満車。10時40分の時点で多目的Pが満車寸前というツイートを見て、一か八かで行ってみたらなんとか停められたので良かったです・・・。
【10/9 #松本山雅FC 戦】
— 藤枝MYFC (@fujiedamyfc_pr) 2022年10月9日
⭐️静環検査センター
⚠️スタジアム周辺の駐車場は全て満車となりました。
これからご来場の皆様は臨時駐車場をご利用ください。藤枝駅より無料シャトルバスも運行中です。
▼臨時駐車場・アクセスhttps://t.co/mleApKD4FY#藤枝MYFC#2022藤枝vs松本#Jリーグ pic.twitter.com/3NwEWEJrwS
当然ながら松本ナンバーの車ばかり、道ゆく人もほぼ松本サポ、スタジアム前のスタグル広場も松本サポでいっぱいという状態。愛鷹で一度見ているとはいえすごい迫力。
松本サポ大行列でスタグルも大繁盛
藤枝MYFCのマスコット蹴っ飛ばし小僧と写真撮影しているのもやはり松本サポ。
そして、スタジアム内もホームジャック状態。
ゴール裏の芝生地帯は埋め尽くされていました。
松本サポ、恐るべし。
ホームタウン志田榛原地区のマスコット大集合
藤枝MYFCのホームタウンである藤枝市、焼津市、島田市、牧之原市、川根本町、吉田町の4市2町のマスコットが大集合しました!
注目はフジえさん。
怖い見た目ながら愛嬌は抜群。
てか、どの市町村もマスコットいるんですね。
※志榛地区のマスコット記事は今後作る予定です!
J2昇格争いの大一番
藤枝が勝点55の3位、松本が勝点54の4位で迎える一戦。鹿児島は既に試合を終えており、勝利して勝点を59に伸ばしています。この試合で勝利したチームは、鹿児島が負けた時に昇格圏内の2位に躍り出ることが可能になります。逆に負けてしまうと昇格が遠のいてしまいます。
超重要な一戦です。
藤枝と松本、両チームの状態は対照的です。
藤枝は6月25日の第14節YS横浜戦から6連勝。8月27日の第22節首位いわきFC戦では0-3と完敗してしまったものの、そこから7戦無敗。好調をキープし続けています。特に9月10日のヴァンラーレ八戸戦から9月24日の愛媛FC戦までの5連戦を4勝1分けで乗り切りました。
松本は第21節ギラヴァンツ北九州戦から5連勝していたものの、第26節YSCC横浜戦はホームでまさかの敗戦。第27節のアスルクラロ沼津ではシュートを18本放つも無得点で引き分け。流れは良くありません。
藤枝MYFC 1-0 松本山雅FC
試合記録
スターティングメンバー
藤枝はキャプテンのMF杉田真彦が出場停止。代わりにMF水野泰輔が3試合ぶりのメンバー入りで先発。
対する松本のメンバーは前節とほとんど同じ。FWはルカオに代わって小松蓮が先発。現役高校生FW田中想来は第25節鳥取戦以来メンバー入りなし。残念。
得点者・交代
藤枝MYFC | 1-0 | 松本山雅FC | ||||
得点者 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
27榎本啓吾(アシスト:38渡邉りょう) | 88分 | |||||
交代 | ||||||
40分 | 33大野佑哉 | → | 13橋内優也 | |||
60分 | 14パウリーニョ ←岡山 |
→ | 4安藤輝 | |||
4秋山貴嗣 | → | 6小笠原佳祐 ←熊本 |
61分 | |||
7鈴木惇 | → | 8岩渕良太 | ||||
74分 | 26佐藤和弘 | → | 7田中パウロ淳一 | |||
19小松蓮 ←山口 |
→ | 9ルカオ | ||||
32横山歩夢 | → | 25榎本樹 | ||||
26横山暁之 | → | 28松村航希 | 87分 | |||
27榎本啓吾 ←東海学園大 |
→ | 16神谷凱士 ←川崎 |
90分+2 | |||
SUBSTITUTE | ||||||
GK40名良橋拓真 | GK16村山智彦 | |||||
FW19三木直土(←磐田) | DF37宮部大己 | |||||
FW20中井崇仁(←法政大) |
ハイライト
立ち上がりの猛攻を凌ぎ切る
序盤は松本が高いインテンシティで猛攻を仕掛けます。前半18分が最たるシーンで、左サイドでMF横山暁之がDF鈴木翔太にボールを下げましたが、鈴木がトラップを浮かしてしまい、松本FW小松に奪われると松本FW横山歩夢がロングシュート。藤枝GK内山がなんとか掻き出しましたが、松本の圧力でパスを思うように繋げず、本来のスタイルを出させてもらえませんでした。正直沼津戦とのギャップが激しすぎて面食らいました。
前半20分にようやくMF河上翔平がチームファーストシュート。この辺りから藤枝がペースを握り始めます。
ボール支配の藤枝、カウンターの松本
前半20分以降は藤枝が本来の繋ぐスタイルでペースを握り始め、ポゼッションの藤枝、カウンターの松本という構図が濃くなっていきます。
25分に渡邉りょうがヘディングシュートを放ち、31分には右からのロングボールを渡邉がアウトサイドで浮かせてDFをかわしてシュート寸前まで持ち込むなど、渡邉もゴール前で存在感を見せていきます。どちらも松本GKビクトルに阻まれましたし、61分にも渡邉が抜け出してビクトルと1対1になる場面がありましたが、この試合は渡邉とビクトルの対決がかなり面白かったです。
松本は後半3枚替えで勢い
後半も藤枝がポゼッションで攻め、松本がカウンターで隙をつく構図は変わりませんでしたが、72分に松本ベンチは3枚替えを決断。ボランチの佐藤和弘を田中パウロ淳一に、そして2トップの横山歩夢と小松蓮をルカオと榎本樹に交代します。
この交代によって松本はプレッシングが活性化。ルカオが藤枝最終ラインからボールを奪う場面も何度かあり、かなりヒヤヒヤするシーンが増えました。75分には左サイドからのグラウンダーのクロスを田中パウロ淳一がドフリーでシュートを放ち、枠に行ってたら1点ものシーンも。藤枝が押し込まれる場面が増えました。
大卒ルーキー榎本啓吾が決勝点!
そんな中、勝負を決めたのは左WBの大卒ルーキー榎本啓吾。88分、右のハーフスペースで岩渕良太が横山暁之に代わって入ったばかりの松村航希にパスを入れるとそのままゴール前へ走り込みます。松村はヒールパスでワンツーを試みますが、少しずれて岩渕には渡らず相手DFに当たって跳ね返り、ペナルティーマーク付近で待っていた渡邉の元へ。渡邉はシュートフェイントで引きつけて左にいた榎本はパス。榎本はフリーで松本ゴールのニア上をぶち抜きました!
攻め込まれていた中でのゴール。
スタンドのサポーターも総立ちで歓喜してました。もちろん私も。笑
いつもJ3の試合では点が入っても両腕でガッツポーズ作る程度なのですが、さすがにJ2昇格がかかった大一番、劣勢の中で試合終了間際にとった先制点は喜びを爆発させずにはいられませんでした。
この後榎本は脚を攣って交代しますが、素晴らしい活躍でした!
交代で入ったのはDFの神谷凱士。守備固めを図ります。
この後も松本がパワープレーで押し込む展開。藤枝は下手に繋ぐことをせずにひたすら大きくクリアして跳ね返し、最後は松本陣内のコーナー付近で時間稼ぎ。そして、なんとか勝利をもぎ取りました!
藤枝の横山vs松本の横山
藤枝の25歳MF横山暁之と松本の19歳FW横山歩夢。どちらもチームのキーマン。藤枝の横山暁之は11得点、松本の横山歩夢は10得点とどちらもチームのトップスコアラーです。また、どちらもドリブルが巧みなのも特徴です。
この試合でも双方チャンスは多くありましたが無得点。今後の活躍に期待です。
あとがき
J2昇格 藤枝は前進、松本は一歩後退
渡邉りょうが累積で出場停止
センターフォワードを誰にするか悩みどころ。
土井智之は怪我?実力でメンバー入りできてない?
藤枝は8戦負けなしの3連勝です。
富山も3連勝しており、お互い4連勝をかけた試合となります。富山はホームの勝率が76.9%(13戦10勝1分2敗)であり、まだホームでは2敗しかしていない難敵。
今季はホームで0-2、天皇杯ではアウェイで0-1と2敗している相手。また、9月17日の第23節沼津戦に敗戦後、石崎信弘氏から小田切道治氏に監督交代していますが、小田切氏就任後は3戦3勝しています。渡邉りょうを出場停止で欠く藤枝にとってはまた正念場となります。
松本は今節の敗戦で直近3試合1分け2敗となりました。また、この3試合は無得点での敗戦。間違いなくチャンスはあるものの決めきれない展開が続いています。掲示板なんか見ると「名波浩の戦術レスサッカーが限界」などいろいろ書いてありますが、来季もJ3となってしまうのか。
フロンターレ、最終節まで優勝の可能性が残った!
水曜日に延期分の試合が行われて、
その結果、勝点差が2まで縮まり、次戦でフロンターレが引き分け以下にならない限りは最終節まで優勝の可能性が残ることになりました!
さすがに得失点差では不利なので勝点で明確に上回る必要がありますが、札幌戦の負けで優勝がなくなったと思っていた身からすると超棚ぼたな状況です。
まさか今シーズンホーム無敗だったマリノスが残留争い真っ只中のガンバ、ジュビロ相手にホームで連敗するとは・・・
ジュビロ戦で古川が決勝点を決めた時、マリノスDF陣が6人棒立ちで動けなくなってましたからね。相当ショック大きそうです。
https://twitter.com/j_league/status/1580167398086168576?s=46&t=_lIYFILQ1Z00w77_mr41dQ
残りは
H ヴィッセル神戸
A FC東京
・マリノス
H 浦和レッズ
A ヴィッセル神戸
神戸は直近6試合負けなし、そして今日の湘南戦の勝利で5連勝の難敵。先にフロンターレが当たるっていうのが怖いですね。
ただし、神戸の直近6試合のうち5試合がホームだったことを考えると、フロンターレ戦はアウェイ等々力なので意外とフロンターレ行けるんじゃないかという気がします。そしてマリノス戦はホームノエスタ。何か起こるんじゃないでしょうか。
フロンターレはホーム勝率81%、神戸はアウェイ勝率25%ですからね。
そしてマリノスはアウェイ勝率44%と高くはないです。浦和戦引き分け、神戸戦負けでフロンターレ優勝も十分あり得そう。
フロンターレが残り連勝することが大前提ですけどね。
vs神戸の展望は以下の通り。
①神戸の直近5連勝のうち4勝はホーム。アウェイなら付け入る隙あり。(フロンターレ戦アウェイ、マリノス戦ホーム)
②フロンターレはホーム勝率81%(13勝1分2敗)。その点でも神戸戦は有利。
③マリノスはアウェイ勝率44%(7勝5分4敗)。ホームで絶好調の神戸としては分が良いかも?
まあ、天皇杯とルヴァンカップの決勝で2週間近く空くので、そこでマリノスが立て直して2連勝という可能性も十分ありますがね。
奇跡を信じて応援しましょう。
3連覇への希望消えず!〜J1第32節〜
そしてマリノスがガンバに負けました!!!
首の皮一枚繋がりました!!!!
マリノスが勝ち、フロンターレが引き分け以下になった場合、残り3試合で勝点10差になりマリノスの優勝が決定するという状況でした。
順位 | チーム | 試合 | 勝点 | 得失点差 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 横浜F・マリノス | 30 | 62 | +33 | 65(74) | 63(72) | 62(71) |
2位 | 川崎フロンターレ | 30 | 54 | +18 | 57(66) | 55(64) | 54(63) |
3位 | サンフレッチェ広島 | 31 | 54 | +16 | 57(63) | 55(61) | 54(60) |
4位 | セレッソ大阪 | 30 | 49 | +11 | 52(61) | 50(59) | 49(58) |
※()内は残り試合全勝した場合の勝点
そしてマリノスはホームに残留争い中のガンバ大阪を迎えての一戦。マリノスは直近5試合で4勝1分の上、ホーム日産スタジアムでは今シーズンリーグ戦負けなし(11勝3分)と圧倒的な成績を誇っています。
また、フロンターレは直近5試合で1勝2分2敗。名古屋戦、柏戦では先制しながら引き分けに持ちこまれ、さらに湘南戦と札幌戦でも先制しているのに追いつかれ後半ATに決勝点を決められて敗戦という惨状でした。特に札幌戦ではMF橘田健人が一発レッドで退場、DFジェジエウとGKチョンソンリョンが負傷という深い痛手を負いました。
好調なマリノスとは対照的に満身創痍な状態ということもあって、正直なところ今シーズンは終戦かなという気持ちでいました。なんとか2位を死守してACL出場権を確保できればと考えていました。
しかし、勝ちました!!!
やりました!!!
内容は相変わらず良くないし、まだまだ優勝が遠い状況であることは変わりませんが、まだ可能性が残っています!!
試合中、ガンバが先制したと聞いて、これは絶対に勝たなきゃいけないと思いましたが、エスパルスに逆転されてせっかくのチャンスを自分たちから手放すのか・・・
やっぱり今年はもう終戦なのか・・・
と思ってしまいましたが再度逆転して勝利!
最高!!!!
やはり首位のプレッシャーというものがあるのでしょうか。
3位広島は神戸に0-4でぼこぼこにされ、4位セレッソ大阪は柏と引き分けました。
安心して上だけを見れる状況になりました。
順位 | チーム | 試合 | 勝点 | 得失点差 | 第32節 10/8 |
未消化 10/12</th |
第33節 10/29 |
第34節 11/5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 横浜F・マリノス | 31 | 62 | +31 | H G大阪 0●2 |
H 磐田 | H 浦和 | A 神戸 |
2位 | 川崎フロンターレ | 31 | 57 | +19 | H 清水 3○2 |
H 京都 | H 神戸 | A FC東京 |
とはいえマリノスの次の相手は最下位ジュビロ磐田。そして圧倒的に強いホームです。
マリノスが磐田に勝った場合、フロンターレは引き分け以下でマリノスの優勝が決定するので、やはり状況が良いとは決して言えません。
勝点 | 勝 | 分 | 負 | |
---|---|---|---|---|
横浜FM | 62 | 65(71) | 63(69) | 62(68) |
川崎 | 57 | 60(66) | 58(64) | 57(63) |
しかし、三連覇の夢を見続けることができるのは幸せなこと。
自分たちのミスでこの夢を終わらせることがないようにしたいですね!