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プリンスリーグ東海昇格チームもうすぐ決定

 

プリンスリーグ東海 中京院中京の降格決定、4チームで残留争い

順位 チーム 勝点 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点
1 浜松開誠館 40 17 13 1 3 33 17 16
2 藤枝明誠 37 17 11 4 2 39 20 19
3 藤枝東 31 17 9 4 4 36 20 16
4 富士市 28 17 8 4 5 31 23 8
5 静岡学園B 25 17 8 1 8 34 32 2
6 名古屋グランパスB 20 17 6 2 9 29 30 -1
7 帝京大可児 20 17 6 2 9 39 41 -2
8 常葉大 20 17 6 2 9 18 27 -9
9 清水桜が丘 20 17 6 2 9 18 33 -15
10 中京院中京 2 17 0 2 15 19 53 -34

1試合を残して浜松開誠館の優勝、藤枝明誠の準優勝が決定。

この2チームはプレミアリーグ参入戦に回ります。

 

下位2チームは県リーグへ降格となります。

最下位は中京院中京で確定。17試合未勝利で迎える相手は、前半戦で引き分けた名古屋U-18Bです。

9位が超大混戦。6位名古屋U-18Bから9位清水桜が丘までが6勝2分け9敗の勝ち点20で並びます。しかも、最終戦は残留争いの直接対決という熱い展開。一番キツいのは首位浜松開誠館と当たる常葉大橘。最終戦が楽しみです。

ホーム   アウェイ
名古屋U-18B 6位 vs 10位 中京院中京
帝京大可児 7位 vs 9位 清水桜が丘
常葉大 8位 vs 1位 浜松開誠館

 

静岡 磐田東無敗優勝まであと1戦

順位 チーム 勝点 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点
1 磐田東 43 17 13 4 0 41 9 32
2 浜名 30 16 8 6 2 28 14 14
3 浜松開誠館B 23 17 6 5 6 23 17 6
4 清水東 22 17 5 7 5 34 23 11
5 清水エスパルスB 22 17 6 4 7 26 42 -16
6 藤枝東B 21 16 5 6 5 31 30 1
7 科学技術 18 17 5 3 9 16 28 -12
8 聖隷クリストファー 17 16 5 2 9 17 26 -9
9 飛龍 16 16 3 7 6 18 19 -1
10 袋井 14 17 4 2 11 12 38 -26

高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2022 静岡 Aリーグ後期 - サッカー合宿やサッカー大会の情報サイト|スポーツマネジメント

首位はインターハイ県王者の磐田東。開幕から無敗で最終節を迎えます。

2位は選手権県ベスト4の浜名。選手権では磐田東に延長戦の末勝利しています。

浜名は昨年も参入戦に進出しましたが、惜しくも名古屋U-18Bに敗戦。今年こそプリンスリーグに復帰できるか注目です。

 

愛知 刈谷と名古屋が参入戦へ

順位 チーム 勝点 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点
1 刈谷 40 17 13 1 3 42 18 24
2 名古屋 32 16 10 2 4 32 16 16
3 愛知FC 28 17 9 1 7 35 30 5
4 名経大高蔵 26 16 7 5 4 31 28 3
5 東邦 23 16 7 2 7 29 24 5
6 中京大中京 23 16 7 2 7 29 28 1
7 岡崎城西 19 17 6 1 10 16 27 -11
8 日本福祉大付属 17 17 5 2 10 25 39 -14
9 中部大春日丘 15 17 3 6 8 21 27 -6
10 大同大大同 14 17 4 2 11 8 31 -23

順位表 : 高円宮杯 JFAU-18サッカーリーグ2022 愛知県1部リーグ : 大会をみる : GoalNoteクラウド

愛知といえば宮市亮などプロ選手を輩出している中京大中京が有名ですが、意外にも6位。また、神谷兄弟を輩出し、高校選手権準優勝校の東海学園は1部ですらありません。

優勝は刈谷、準優勝は名古屋です。どちらも高校総体、高校選手権では決勝まで勝ち上がることができていません。

ただし、高校総体では、刈谷は準々決勝で名古屋に敗れ、名古屋は準決勝で優勝した中京大中京に敗れています。また、選手権では刈谷は優勝した東邦に敗れ、名古屋は準優勝した東海学園に敗れています。

  優勝 準優勝 刈谷 名古屋
高校総体 中京大中京 中部大第一 ベスト8 ベスト4
選手権 東邦 東海学園 3回戦 ベスト8

そのあたりを踏まえると、愛知は高校間での力関係にあまり差はないのかもしれません。有力選手は全員名古屋グランパスの下部組織に行っちゃいますし、中学時代にフェルボール愛知のような名門クラブにいる選手はどんどん県外のチームに行ってしまいますしね。

 

岐阜 3位FC岐阜が繰上げ

順位 チーム 勝点 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点
1 長良 43 18 14 1 3 51 16 35
2 帝京大可児B 39 18 12 3 3 44 19 25
3 FC岐阜U-18 35 18 11 2 5 51 21 30
4 岐阜工業 35 18 11 2 5 51 23 28
5 各務原 31 18 9 4 5 40 20 20
6 県立岐阜商業 23 18 7 2 9 21 34 -13
7 大垣日大 20 18 5 5 8 34 42 -8
8 関商工 17 18 5 2 11 24 46 -22
9 中京院中京B 9 18 2 3 13 20 66 -46
10 岐阜 5 18 1 2 15 16 65 -49

2種 岐阜県サッカー協会

岐阜はすでに全日程を終了しています。

優勝は長良。プリンスリーグには帝京大可児と中京院中京がいるので実質3番目という立ち位置になるでしょうか。

J下部組織の岐阜U-18は3位。ただし、帝京大可児Bが2位のため、繰り上げでプリンスリーグ参入戦に出場すると思います。昨年はMF石坂亮人がクラブ史上初のトップ昇格を果たしましたが、今年は今のところトップ昇格は発表されていません。

 

三重 四中工が18試合115得点

順位 チーム 勝点 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点
1 四日市中央工業 48 18 16 0 2 115 14 101
2 海星 48 18 16 0 2 87 16 71
3 津工業 40 18 13 1 4 52 30 22
4 宇治山田商業 33 18 10 3 5 56 41 15
5 三重 22 18 6 4 8 27 42 -15
6 近大高専 22 18 7 1 10 27 60 -33
7 四日市四郷 17 18 5 2 11 36 53 -17
8 四日市工業 16 18 4 4 10 27 41 -14
9 いなべ総合学園 7 18 1 4 13 18 81 -63
10 伊賀白鳳 6 18 1 3 14 20 87 -67

2種 | 一般社団法人三重県サッカー協会

三重は名門四日市中央工業と海星が圧倒的な成績をたたき出して同勝点でワンツーフィニッシュ。しかし、選手権ではどちらも準決勝で0-1で敗戦しています。

 

プリンスリーグ参入戦進出チーム決定

まだ全試合消化できていない県もありますが、プリンスリーグ参入戦進出チームは決定しています。日程や会場はまだわかりませんが、もし近場だったら見に行こうかなと思います。

  1位 2位
静岡 磐田東 浜名
愛知 刈谷 名古屋
岐阜 長良 FC岐阜U-18
三重 四日市中央工業 海星

 

高円宮杯プレミアリーグ残り1節

今年も早いもので、プレミアリーグも残り1節を残すところとなりました。

今年は行きやすいということもあってJFAアカデミー福島(AC福島)の試合を多く見に行きましたが、ずっと残留争いに巻き込まれてかなりしんどい状態が続いています。そしてWESTでは知らぬ間に清水エスパルスユースも残留争いしているという驚愕の事実。というわけで、残留争いの模様を調べてみました。

 

プレミアEAST

残り1枠の残留の椅子を争う

第21節終了時点での順位表は以下の通りです。

川崎U-18が優勝を決めており、12月11日のチャンピオンシップへ進出決定しました。

順位 チーム 都道府県 勝点 試合 得点 失点 得失差
1 川崎フロンターレU-18 神奈川 47 21 14 5 2 50 18 32
2 横浜F・マリノスユース 神奈川 40 21 12 4 5 63 40 23
3 大宮アルディージャU18 埼玉 36 21 11 3 7 33 23 10
4 FC東京U-18 東京 35 21 11 2 8 39 33 6
5 青森山田 青森 33 21 10 3 8 27 22 5
6 横浜FCユース 神奈川 27 21 7 6 8 34 38 -4
7 前橋育英 群馬 26 21 7 5 9 38 32 6
8 流経大柏 千葉 26 21 7 5 9 17 23 -6
9 市立船橋 千葉 24 21 6 6 9 22 37 -15
10 柏レイソルU-18 千葉 22 21 6 4 11 31 39 -8
11 JFAアカデミー福島 静岡 21 21 6 3 12 24 39 -15
12 桐生第一 群馬 15 21 3 6 12 25 59 -34

残留争いは、既に12位桐生第一の自動降格が決定しています。残る残留の椅子は1つ。9位市立船橋、10位柏U-18、11位AC福島の3チームで残留を争います。

 

最初はてっきり市立船橋の残留が確定していて、柏U-18とAC福島で入替戦か自動降格か争うと勘違いして落胆していましたが、かろうじて首の皮一枚つながっています。青森山田相手に勝ち、いやせめて引き分けていればもっと条件が良かったかもしれませんが・・・。

 

下表はそれぞれのチームの最終節の相手と、それぞれの結果のときの勝点です。

  対戦相手
市立船橋 A 流経大柏 27 25 24
柏U-18 A 横浜FMユース 25 23 22
AC福島 A 前橋育英 24 22 21

この表を見れば一目瞭然ですが、AC福島は前橋育英に勝てなければ自動降格が確定します。数字上はAC福島が引き分けて柏U-18が負けると勝点で並び得失点差での勝負になるのですが、柏U-18が7点差で負けない限りは順位はひっくり返りません。

まあ、川崎U-18が横浜FCユースに8-0で横浜FMユース桐生第一に7-0で勝ったりしているので不可能な話ではありませんが。特に柏U-18の最終節の相手は横浜FMユースですしね。

 

また、市立船橋流経大柏との千葉ダービーに勝てば自力で残留を決められるという超燃える展開です。

 

各チームの残留条件

それぞれのチームの残留条件をまとめました。

市立船橋は負けなければ残留。

市立船橋が引き分けて柏U-18が勝利した場合を除く。

・柏U-18は、市立船橋が引き分けor負けの状態で勝てば残留。

・AC福島は市立船橋が負け、柏U-18が引き分けor負けの状態で勝てば残留。

 

また、入替戦に回ればプリンスリーグ所属チームに1勝すれば残留が決まるので、まだ可能性はあります。自動降格が一番まずい。

市立船橋 柏U-18 AC福島 残留 入替戦 自動降格
〇△× 市立船橋 柏U-18 AC福島
市立船橋 AC福島 柏U-18
△× 市立船橋 柏U-18 AC福島
〇△× 柏U-18 市立船橋 AC福島
市立船橋 AC福島 柏U-18
△× 市立船橋 柏U-18 AC福島
× 柏U-18 AC福島 市立船橋
× △× 柏U-18 市立船橋 AC福島
× AC福島 市立船橋 柏U-18
× △× 市立船橋 柏U-18 AC福島
× × AC福島 市立船橋 柏U-18
× × △× 市立船橋 柏U-18 AC福島

 

対戦カード的には柏U-18が一番難しいです。プレミアEAST2位で最多得点の横浜FMユース市立船橋桐生第一に7-0で勝利しており、前節は優勝した川崎U-18相手に4-4の馬鹿試合をしています。下手したら大量失点での負けも覚悟しなければならないかも・・・?

 

市立船橋流経大柏との伝統の千葉ダービー。ただ、今年に限っては流経大柏がインターハイ、選手権ともに市立船橋と戦う前に敗退しているため、今季の公式戦での対戦はおそらくスコアレスドローに終わったプレミアリーグのみとなります。新人戦はコロナの影響で県大会が中止になったっぽいです。意外にも今年の流経大柏は脆い・・・と考えると、ここ最近横浜FMユースや大宮U18に勝っている市立船橋有利か?という気もしますが。流経大柏は残留確定させてますからね。

 

AC福島はなんともいえませんね。絶対に勝たなければいけない試合ですが、複数得点した試合は21試合中4試合のみ。失点してしまうとひっくり返す力はないという印象です。代表活動で不在だったMF花城琳斗の活躍が期待されますが、代わりにチームの中心選手のMF関日向多が青森山田戦で負傷。難しい試合になることだけは間違いありません。

 

プレミアWEST

10位以下のメンツは確定

プレミアWESTの方はまだ優勝は決まっていません。鳥栖U-18と神戸U-18で争っています。神戸U-18は未消化試合があるので、ここで負けてしまうと優勝は絶望的になります。鳥栖U-18も神戸U-18もトップ昇格選手を複数人抱えているのでどちらがチャンピオンシップに進出しても面白そうではあります。ただ、やはりバイエルンへの完全移籍が決まったMF福井太智を生で見てみたいですよねえ。

順位 チーム 都道府県 勝点 試合 得点 失点 得失差
1 サガン鳥栖U-18 佐賀 40 21 12 4 5 50 28 22
2 ヴィッセル神戸U-18 兵庫 37 20 11 4 5 43 27 16
3 ジュビロ磐田U-18 静岡 36 21 11 3 7 51 43 8
4 静岡学園 静岡 34 21 9 7 5 43 33 10
5 名古屋グランパスU-18 愛知 33 21 10 3 8 34 33 1
6 津高 熊本 31 21 9 4 8 32 38 -6
7 サンフレッチェ広島ユース 広島 28 21 7 7 7 31 34 -3
8 履正社 大阪 27 21 8 3 10 42 41 1
9 東福岡高 福岡 24 20 7 3 10 20 35 -15
10 清水エスパルスユース 静岡 20 21 4 8 9 37 46 -9
11 セレッソ大阪U-18 大阪 19 21 5 4 12 47 48 -1
12 ガンバ大阪ユース 大阪 19 21 5 4 12 30 54 -24

 

残留争いは10位清水ユース、11位セレッソU-18、12位ガンバユースの3チームとなっています。既に残留圏への浮上は不可能で、入替戦枠に入ってプリンスリーグのチームに勝つ以外に残留の方法が残されていません。

ガンバユースは序盤戦でコロナの影響をモロに受けていたので立て直せなかったんだなあって感じですが、セレッソは謎です。得点ランキング1位のFW木下慎之輔やU-17日本代表FW皿良立輝(さらら りつき)を擁してクラブユース選手権では優勝、プレミアでも3位の得点力を誇りますが、やはり風間さんの息がかかっているからなのか失点も多く、下位に沈んでいます。

そして、ユース年代では毎年上位の成績を安定して残している清水ユースが10位にいます。

 

最終節は10位清水vs11位C大阪の直接対決

最終節は清水ユースvsセレッソU-18の直接対決です。この直接対決に勝った方が入替戦進出です。数字上はセレッソU-18とガンバユースがともに勝った場合は得失点差の勝負となりますが、さすがに得失点差23が覆ることはないでしょう。清水ユースvsセレッソU-18が引き分けに終わり、ガンバユースが勝った場合のみガンバユースの入替戦進出が決まります。ちなみにガンバユースの最終節の対戦相手は名古屋U-18です。

清水ユース セレッソU-18 ガンバユース 入替戦
〇△ 清水ユース
〇△ セレッソユース
ガンバユース
清水ユース

 

入替戦進出チームの今後の日程

自動降格を免れ、晴れて(?)入替戦に進出したチームは、12月9日から広島県で行われるプレミアリーグプレーオフを戦います。

プリンスリーグ上位16チームに加えてプレミアリーグ10位の2チームを合わせた18チームを6つのブロックに分け、トーナメントを行います。このトーナメントの勝者が来季プレミアリーグに参加します。

プレミア10位のチームはシードされるため、12月11日に行われる各ブロック決勝戦から登場。これに勝てばプレミア残留が決まります。

 

プレーオフ進出が決まっているチームはボルシアMG内定福田師王やセレッソ内定大迫塁を擁する神村学園やここ数年多くのJリーガーを輩出し一気に知名度を上げた興國、プレミア参加経験のある尚志など強豪揃い。勝ち抜くのは簡単ではありません。

 

プレミアリーグ終戦は12月4日13時に同時キックオフ

プレミアリーグ最終節は12月4日13時に一斉開催されます。そのため、周りの会場の結果は分かりません。

個人的には、まずAC福島には前橋育英に勝利して天命を待ってほしいところ。

そして、知らぬ間に残留を決められなかった清水ユースにもしっかり勝ってプレーオフ進出をまず決めてほしいです。

プレミアEAST 第20節 JFAアカデミー福島 vs 柏レイソルU-18

 

まえがき

閉校まであと1年、有終の美へ残留必須のAC福島

JFAアカデミー福島は2024年に活動の拠点を福島に戻し、それに伴ってU-18チームの活動を終了することが決まっています。そのため、今年は1年生がおらず、3年生13人、2年生17人の計30人のみの活動となっています。

web.gekisaka.jp

 

MF花城琳斗は今年9月に行われた新潟国際ユースでU-17日本代表に初選出され、3試合3得点と結果を残しました。これによってクロアチア遠征のメンバーにも選ばれました。残念ながら今節はクロアチア遠征と被ってしまったため欠場しています。


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www.jfa.jp

 

SH齋藤晴SBSカップ静岡ユースメンバーにAC福島から唯一選ばれた選手。U-18ウルグアイ戦ではゴールを決めています。

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プレミアでは20試合4得点を挙げており、10番牧田拓樹とともに両サイドの攻撃を牽引しています。

web.gekisaka.jp

 

ボランチを務める2年生石田然は2022年の栃木国体の静岡県選抜メンバー。AC福島でもプレミア19試合出場のバリバリレギュラーです。

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www.jfa.jp

 

また、チームで唯一の全試合フル出場中のCB長尾ジョシュア文典やチーム2位の1762分の出場時間の左SB阿部琉星はともに2年生です。

ちなみに、AC福島には静岡県出身の選手が3人いて、牧田拓樹は静大附属浜松FC、植田陸は浜名SSS、和泉空良はあかつきFC出身だそうです。

 

トップチームは最優秀育成クラブ賞2年連続受賞、タレント揃い

柏レイソルU-18はタレント揃い。

Pos. 選手 学年 備考
FW 山本桜大 高3 2種登録、来季トップ昇格内定
FW モハマドファルザン佐名 高3 2種登録、来季トップ昇格内定
GK ハーパータイガオリバー 高2 2種登録、U-20オーストラリア代表
FW 関富貫太 高2 日体大柏高から柏U-18へ転籍
GK 田中亜理 高1 U-16日本代表
GK 沖田汰志 高1 国体千葉県選抜
DF 猪狩鉄太 高1 国体千葉県選抜
DF 石津一輝 高1 国体千葉県選抜
MF 藤谷温大 高1 国体千葉県選抜
MF 福島大雅 高1 国体千葉県選抜
FW 市村健 高1 U-16日本代表
FW ワッドモハメッドサディキ 高1 U-16日本代表

 

2年生守護神のハーパー・タイガ・オリバーはトップチームに2種登録される有望株であり、今年は加えてU-20オーストラリア代表としてU-20アジアカップ予選に参加しました。

ハーパー タイガ オリバー選手が『U-20オーストラリア代表』に追加選出|お知らせ情報

www.the-afc.com

 

また、9番FW山本桜大と10番FWモハマドファルザン佐名の2人は来季トップ昇格が内定しています。山本桜大は得点ランキング3位の13得点を決めています。

柏レイソルU-18 モハマド ファルザン佐名選手 トップチーム昇格内定|お知らせ情報

柏レイソルU-18 山本 桜大選手 トップチーム昇格内定|お知らせ情報

web.gekisaka.jp

 

また、この3人だけでなく、世代別日本代表や国体メンバーに選ばれている選手が多数います。また、提携している日体大柏から柏U-18に転籍したFW関富貫太もトップ昇格を期待されている選手です。2年連続で最優秀育成クラブ賞受賞の名は伊達ではありません。

web.gekisaka.jp

 

試合結果

スタメン

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得点者・交代

スタッツ

 

ハイライト

youtu.be

 

両チーム残留争いに巻き込まれており、気合十分です。

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柏U-18は21番GKハーパータイガオリバー、9番FW山本桜大、10番MFモハマドファルザン佐名が先発。

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山本桜大はドリブルシュートが強力なストライカー、モハマドファルザン佐名はゲームメイカーという印象を受けました。後半は特にモハマドファルザンはボランチの位置まで下がったりしていました。山本桜大はボールを前向きで持つたびに何か起こしそうな雰囲気があり、非常に怖い選手でした。

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個人的には左サイドのボランチ6番大橋斗唯、SH8番中村拓夢、FW山本桜大の3人がかなり厄介だったなと思います。中村拓夢は山本桜大以上にドリブラー気質があり、AC福島ゴールを脅かしました。

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山本桜大と2トップを組んでいた18番近野伸大はかなりゴリゴリした雰囲気がありましたが、AC福島は競り合いに負けずうまく対応できていました。

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近くにJFAアカデミー福島のレディースの選手たちがいて、齋藤晴のことをチャッチーって呼んでいたり、牧田拓樹のことをマキーニョって呼んでいたりして面白かったです。なぜか関日向多は関さん。笑

 

面白おかしくチャッチーと呼ばれていた齋藤晴は決勝点となる先制点を決め、マキーニョは相変わらずの突破力。関さんは個人的にこの試合のMVP。ボランチの位置まで下がって守備したと思えばサイドや最前線まで顔を出して広範囲に動き回っていました。運動量がえげつなかったです。

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後半は特に押されっぱなしだったし、本当に勝ててよかった。残留に首の皮一枚つながりました。

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熾烈な残留争いが続く

川崎U-18の優勝、桐生第一の降格が決定

川崎フロンターレU-18FC東京U-18を下し、残り2試合を残して優勝が確定。

※11/26に第21節横浜FMユースvs川崎U-18が行われたため、消化試合は21試合です。

また、桐生第一高が今節の結果をもってプリンスリーグへの降格が決定しました。横浜FCユース相手に3-3という熱戦を繰り広げましたが、あと一歩及びませんでした。

残りの降格枠は10位の入替戦枠と11位の自動降格枠の2つです。AC福島は現在11位。自動降格圏内です。

順位 チーム 都道府県 勝点 試合 得点 失点 得失差
1 川崎フロンターレU-18 神奈川 47 21 14 5 2 50 18 32
2 横浜F・マリノスユース 神奈川 40 21 12 4 5 63 40 23
3 大宮アルディージャU18 埼玉 33 20 10 3 7 31 23 8
4 FC東京U-18 東京 32 20 10 2 8 35 31 4
5 青森山田 青森 30 20 9 3 8 26 22 4
6 横浜FCユース 神奈川 27 20 7 6 7 32 34 -2
7 前橋育英 群馬 26 20 7 5 8 38 30 8
8 流経大柏 千葉 23 20 6 5 9 16 23 -7
9 市立船橋 千葉 23 20 6 5 9 22 37 -15
10 柏レイソルU-18 千葉 22 20 6 4 10 31 38 -7
11 JFAアカデミー福島 静岡 21 20 6 3 11 24 38 -14
12 桐生第一 群馬 14 20 3 5 12 25 59 -34

 

残留争いの本命は千葉3チーム

入替戦枠10位柏U-18と自動降格枠11位AC福島が残り2戦全勝したとしたときの勝点はそれぞれ28と27。つまり、残留確定ラインは勝点29です。数字上は6位横浜FCユースまではまだ残留が確定していません。ただ、6位横浜FCユースと7位前橋育英は残り2試合で1勝すれば残留が確定します。

残留争いは実質8位流経大柏、9位市立船橋、10位柏U-18、11位AC福島の4チームです。

残留争いのキーは流経大柏

AC福島は第21節にホーム青森山田戦、第22節にアウェイ前橋育英戦を控えています。残留には2勝が必須。

残留争いのカギを握るのは流経大柏。残り2試合は柏U-18、市立船橋千葉ダービーが待っています。

  前橋育英 流経大柏 柏U-18 市立船橋 AC福島 桐生第一 その他
前橋育英 第22節  大宮U18
流経大柏 ―  第21節  第22節 
柏U-18 第21節  横浜FMユース
市立船橋 第22節  第21節 
AC福島 第22節  青森山田
桐生第一 第21節  FC東京U-18

流経大柏は10月末の選手権予選では準々決勝で中央学院に敗れ、プレミアでも直近3銭勝ちなしの状態。気になるのは得点力のなさ。プレミア20試合で16得点と最少で、1試合平均1得点以下。残留争いをするチームの中では23失点と桁違いの守備力ではありますが、残り2試合無得点で終わるようなことがあると降格の可能性が高くなってしまいます。

 

混乱の渦中の市立船橋はプレミア3戦無敗

市立船橋は選手権予選決勝で日体大柏に敗戦。また、このタイミングで3年生部員の飲酒が発覚し、混乱の渦中にあります。

web.gekisaka.jp

www.chibanippo.co.jp


そんな中、プレミアリーグでは2位横浜FMユースに5-2、3位大宮U18に3-2とそれぞれ大量得点で連勝。未消化だった前橋育英相手にも1-1で引き分けて3戦無敗です。全く崩れていないどころか調子を上げています。

 

市立船橋の残り2試合の相手は降格が決まった桐生第一、そして千葉高体連の覇権を争う最大のライバル流経大柏です。このまま勢いを継続できるか注目です。

 

藤枝MYFC 実質J2昇格!!!

 

藤枝MYFCJ3第33節福島ユナイテッド戦に勝利し、J2昇格をほぼ確定させました!

2位の藤枝が勝点66、3位鹿児島と4位松本が勝点63となり、最終節は藤枝が負けたとしても得失点差で大きくリードしているため2位以内が確実です。

 

J3第33節結果

現在2位の藤枝はホームで福島に3-1で勝利し、勝点を66に伸ばしました。

藤枝と同勝点の3位だった松本は、直近6戦負けなし(4勝2分)の宮崎にアウェイで1-4で敗れて勝点を伸ばせず。岐阜に1-0で勝利した4位鹿児島と勝点63で並ばれました。また、得失点差で鹿児島が3位、松本が4位となりました。

5位今治はホームで長野と対戦。先制したもののすぐに長野FW山本大貴のゴールで逆転されて前半を終えましたが、後半にFW千葉寛汰の2ゴールで再度リード。最終的には山本にハットトリックを許し、3-3で引き分けとなりました。

6位富山は北九州に勝利し、今治に勝点60で並びました。

ホーム スコア アウェイ
YSCC横浜 17位 0-4 14位 ガイナーレ鳥取
愛媛FC 8位 1-1 15位 アスルクラロ沼津
藤枝MYFC 2位 3-1 9位 福島ユナイテッド
FC今治 5位 3-3 7位 AC長野パルセイロ
鹿児島ユナイテッド 4位 1-0 12位 FC岐阜
テゲバジャーロ宮崎 10位 4-1 3位 松本山雅FC
SC相模原 18位 1-2 1位 いわきFC
カマタマーレ讃岐 16位 0-1 13位 ヴァンラーレ八戸
ギラヴァンツ北九州 11位 1-2 6位 カターレ富山

 

J3順位表(第33節終了時点)

順位 チーム 試合数 勝点 得点 失点 得失点差
1 いわきFC 32 75 71 22 49
2 藤枝MYFC 32 66 58 29 29
△3 鹿児島ユナイテッド 32 63 51 37 14
▼4 松本山雅FC 32 63 45 33 12
5 FC今治 32 60 54 38 16
6 カターレ富山 32 60 53 44 9
7 AC長野パルセイロ 32 51 42 41 1
8 愛媛FC 32 49 48 41 7
△9 テゲバジャーロ宮崎 32 43 43 46 -3
▼10 福島ユナイテッド 32 42 37 42 -5
△11 ヴァンラーレ八戸 32 40 30 45 -15
△12 ガイナーレ鳥取 32 38 52 56 -4
▼13 ギラヴァンツ北九州 32 37 39 44 -5
▼14 FC岐阜 32 37 42 51 -9
15 アスルクラロ沼津 32 31 26 44 -18
16 カマタマーレ讃岐 32 27 27 46 -19
17 YSCC横浜 32 27 24 65 -41
18 SC相模原 32 25 31 49 -18

2位藤枝が勝利して勝点66まで伸ばしたので、勝点60の5位今治と6位富山の昇格は最終節を前に完全に消滅しました

4位松本は第33節を勝利もしくは引き分けで終えていれば最終節に勝点で藤枝を上回る可能性がありましたが、敗れてしまったためにその可能性がなくなりました。藤枝を順位で上回るためには、最終節で「藤枝の負け」かつ「松本が勝利」かつ「松本が得失点差で藤枝を上回ること」が必須となりました。これは鹿児島も同様です。ただ、現在得失点差は藤枝が29、鹿児島が14、松本が12であり、最終節で覆すのは至難の業です。藤枝が負けたら得失点差が28以下になるため、鹿児島は14点差で勝てば逆転で昇格できます。松本は16点差の勝利で逆転昇格です。オルンガがいてもこれだけの点差をつけて勝利するのは容易ではありませんが・・・笑

J2昇格条件

順位 チーム 勝点 得失 第33節 第34節
2位 藤枝MYFC 66 29 H 福島
3〇1
A 長野
3位 鹿児島ユナイテッド 63 14 H 岐阜
1〇0
A 富山
4位 松本山雅FC 63 12 A 宮崎
1●4
H 相模原

藤枝は次節引き分け以上で他チームの結果を待たずにJ2昇格確定です。

また、藤枝が負けて鹿児島または松本が勝利して勝点66で並んだとしても、得失点差が15離れている現状では藤枝が圧倒的有利です。

 

J3最終節はアウェイ長野戦

最終節、藤枝はアウェイで長野と対戦します。長野は昨シーズンの天皇杯でJ1王者の川崎フロンターレ相手にPK戦までもつれ込む激闘を演じました。今年はJ3名物監督のシュタルフ悠紀リヒャルトを招聘してシーズンを戦い、現在7位につけています。

引き分け以上で昇格が決まる状況でも、藤枝の須藤監督は「長野に勝てなければこの先はない」と気を引き締めています。

勝って昇格を決めることができるか注目です!

 

J3残り2節 昇格争いの行方は!?

はい。

 

コロナかかったり会社で部署異動して忙しくなったり書きたい記事が多すぎて手が回らなくなったりして更新さぼってました。

 

頑張って記事書きたいと思います。

 

 

第32節直接対決は・・・!?

J3は気づいたら32節まで消化し、残り2試合となりました。

32節は1位いわきFCから6位カターレ富山までの”J2昇格争い組”の直接対決となりました。

 

結果は以下の通り。

いわきFC 1位 3-0 4位 鹿児島ユナイテッド
FC今治 5位 1-0 2位 藤枝MYFC
カターレ富山 6位 4-3 3位 松本山雅FC

 

いわきJ3優勝決定!

首位いわきは4位鹿児島に3-0で快勝。

第31節のアウェイ宮崎戦で敗れて5連勝でストップしてしまいましたが、その悪い流れを引きずることなく4位鹿児島相手に圧勝。

この勝利でいわきは勝点を72まで伸ばしました。2位藤枝、3位松本がともに敗れて勝点63のままとなり、残り2試合で逆転することが不可能になったため、いわきのJ3優勝が決定しました!

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7月30日の第19節からは1度も首位を譲ることなく、また69得点21失点はぶっちぎりの最多得点最少失点。圧倒的な力でJ2昇格を果たしました。

 

また、いわきは創設10年でJ2昇格、超異例の早さです。

2012年に創設され、2016年からアンダーアーマーの日本代理店ドームのもと充実した設備・サポートを受けて社会人リーグでは圧倒的な成績を残し、福島県1部リーグに所属していた2017年の天皇杯ではJ1のコンサドーレ札幌を延長で5-2で破るジャイアントキリングを果たしました。(3回戦で清水エスパルスに0-2で敗戦)。

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ツイッターでは恒例の「#いわきFCにJ2の恐ろしさを教える」ハッシュタグ大喜利が出始めていますが、いわきがあまりにも強すぎるため「#J2にいわきFCの恐ろしさを教える」というタグまで作られています。笑

 

まだ2試合残っていますが、来シーズンのJ2での躍進が楽しみです。

 

藤枝は大物喰い今治に敗戦も2位キープ

2位藤枝MYFCFC今治に喰われてしまいましたが、3位松本山雅FC、4位鹿児島も負けたため、順位変動なし。藤枝は昇格圏内キープです!

 

今治は上位相手に強いという紹介をたびたびしていますが、藤枝もやられてしまいました・・・笑

日程 スコア 相手
3月20日 第2節 2○1 H カターレ富山
4月17日 第6節 1〇0 A いわきFC
5月15日 第9節 0●1 H 鹿児島ユナイテッド
5月29日 第10節 1●2 A 松本山雅FC
6月19日 第13節 2〇1 A 藤枝MYFC
8月28日 第22節 4〇3 A 鹿児島ユナイテッド
9月18日 第25節 1〇0 H いわきFC
10月23日 第30節 1●2 H 松本山雅FC
10月30日 第31節 3〇2 A カターレ富山
11月6日 第32節 1〇0 H 藤枝MYFC

そもそも藤枝は今治と過去5試合やって1度も勝ったことがない(3分2敗)というジンクスがあり、そういう意味でも難しい試合でした。

そして、これも過去記事で触れていますが、やはり千葉寛汰にやられました。5月に清水から育成型期限付き移籍で加入し、9月のU-20アジアカップ予選で大会期間中に追加招集されて3試合9得点という結果を残してから覚醒。代表明けの9月25日第26節宮崎戦から6試合で5得点1アシストと絶好調。止められませんでした。笑

 

今治は上位との直接対決をすべて終えましたが、結果は7勝3敗。松本にシーズンダブルを食らった一方、いわきには唯一のシーズンダブルを食らわせることに成功しました。

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後にも述べますが、今治は数字上はJ2昇格の可能性を残していますが、現実的には可能性はかなり低い状態。とはいえ来年はJ2昇格候補の筆頭になるのではないでしょうか。注目です。

 

そして藤枝。

ここ3試合で2分1敗と調子を落としています。運よく松本と鹿児島が付き合ってくれているのでJ2昇格圏内を維持できていますが、このままいくとさすがに松本に抜かれてしまうのではないかと不安になってしまいます。気になるのはここ3試合すべて失点していること、そして追加点がとれていないことです。

センターフォワードの一番手は渡邉りょうですが、有力な二番手がいない状態でした。その点で行くと今治戦で復帰した土井智之の存在が大きいのではないかと思います。

次節はアウェイで6-0と大勝した福島。ホームで行われるこの試合で超攻撃的なエンターテイメントサッカーを見たいですね。そしてJ2昇格!

 

ホームで強い富山が松本を倒す!

富山vs松本の一戦は富山が4-3で勝利。私がフロンターレの試合中に確認したときは4-0となっていて安心していましたが、そのあと確認したら松本が3点返していてめちゃくちゃビビりました。富山がしっかり勝ってくれてよかったです。

富山は第28節終了時点でのホーム勝率が77%で鹿児島(79%)に次いで2番目に高い数字を誇っていました。そんな中、藤枝と今治にホームで2連敗していたので不安ではありましたが、しっかり松本に勝利しました。えらい!

ちなみに第32節終了時点でのホーム勝率はいわき、藤枝、松本、鹿児島、富山が16試合11勝で並んでおり、69%です。

 

松本サポは今頃ブチ切れているかもしれませんが、藤枝に付き合っていただきありがとうございます。笑

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J3残り2試合 昇格争いの行方は!?

勝点推移は以下の通り。いわきが直近6試合で5勝し、ダントツで勝点を積み上げています。第27節時点では2位だった鹿児島は直近4試合で1分3敗と急ブレーキ。宮崎、愛媛といった中位のチーム相手の取りこぼしが響きました。そんな中、藤枝と松本は順調に勝ち点を積み上げています。藤枝は松本、富山との直接対決に勝利した一方、今治との直接対決には敗戦し、宮崎、鳥取相手にも勝利を挙げられず、いわきの優勝を許してしまいました。松本は藤枝、富山との直接対決に敗れはしたものの、今治との直接対決や長野ダービーを制し、藤枝と同勝点で喰らいついています。

今治、富山は上位がもたついている中ジワジワと勝点差を詰めています。

 

これまでの6試合の結果と残り2試合の対戦カードが下表です。直接対決は最終節の4位鹿児島vs6位富山のみ。つまり、どれだけ取りこぼしなく勝点を積み上げることができるかがポイントになります。とりわけ、昇格の可能性の高い藤枝、松本、鹿児島は第32節で敗戦しており、この敗戦を引きずらずに試合に臨めるか、33節で悪くなりかけている流れを断ち切れるかが大事です。

順位 チーム 勝点 第27節 第28節 第29節 第30節 第31節 第32節 第33節 第34節
1位 いわきFC 72 H 讃岐
4〇1
A 鳥取
3〇1
A 沼津
4〇0
H 愛媛
2〇1
A 宮崎
0●1
H 鹿児島
3〇0
A 相模原 H YS横浜
2位 藤枝MYFC 63 H YS横浜
4〇1
H 松本
1〇0
A 富山
4〇1
H 宮崎
1△1
A 鳥取
1△1
A 今治
0●1
H 福島 A 長野
3位 松本山雅FC 63 A 沼津
0△0
A 藤枝
0●1
H 岐阜
2〇1
A 今治
2〇1
H 長野
2〇1
A 富山
3●4
A 宮崎 H 相模原
4位 鹿児島ユナイテッド 60 H 長野
4〇1
A YS横浜
1〇0
H 宮崎
1●2
A 福島
1△1
H 愛媛
0●1
A いわき
0●3
H 岐阜 A 富山
5位 FC今治 59 H 鳥取
3〇0
A 相模原
2〇0
A YS横浜
1●2
H 松本
1●2
A 富山
3〇2
H 藤枝
1〇0
H 長野 A 八戸
6位 カターレ富山 57 H 相模原
1〇0
A 岐阜
3〇1
H 藤枝
1●4
A 八戸
1●2
H 今治
2●3
H 松本
4〇3
A 北九州 H 鹿児島

 

各チームの昇格条件

5位今治と6位富山は数字上は昇格の可能性が残っていますが、現実的には難しいと思います。なぜなら、2位藤枝と3位松本のどちらかが残り2試合で1勝でもすれば勝点で上回ることができないからです。

そのため、J2昇格が現実的なのは2位藤枝、3位松本、4位鹿児島の3クラブとなります。

  現在 2敗 1分1敗 2分 1勝1分 2勝
藤枝 63(+27) 63 64 65 67 69
松本 63(+15) 63 64 65 67 69
鹿児島 60(+13) 60 61 62 64 66
今治 59(+16) 59 60 61 63 65
富山 57(+8) 57 58 59 61 63

 

ポイントとなるのは残り2試合の対戦カードです。

藤枝は残り2試合はホームの福島戦とアウェイ長野戦です。福島は前節沼津戦で勝利したものの、それまでの5試合は2分3敗。長野は直近2試合を連敗しており、次節は逆転昇格を目指す5位今治との試合です。そういう意味では藤枝は残り2連勝で終える可能性は高いのではないかと思います。藤枝が2勝した場合は文句なしでJ2昇格となります(松本が得失点差12を覆せれば別ですが)。

3位松本の相手は宮崎と相模原。最下位相模原相手は問題ないと思いますが、宮崎は曲者です。宮崎は直近6試合を4勝2分で終えており、鹿児島といわきに勝利、藤枝に引き分けています。上位陣相手にも互角に戦えており調子の良い宮崎相手に勝利するのは容易ではないと思います。

4位鹿児島は岐阜と富山が相手。鹿児島は直近4試合で1分3敗と調子が悪い上に富山はホームで強いので、難しい試合になると思います。

順位 チーム 勝点 得失 第33節 第34節
2位 藤枝MYFC 63 27 H 福島 A 長野
3位 松本山雅FC 63 15 A 宮崎 H 相模原
4位 鹿児島ユナイテッド 60 13 H 岐阜 A 富山

 

 

全国高校サッカー選手権静岡県大会 決勝トーナメント1回戦 清水桜が丘高vs清水東高



裾野市運動公園陸上競技場で行われる決勝トーナメント1回戦を見に行きました。

裾野市運動公園の駐車場が満車のため、臨時でヤクルトの社員用駐車場も開放されており、私はそこに駐車しました。

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対戦カードは清水桜が丘vs清水東。組み合わせ抽選会でどよめきが起こったカードです。どちらも"サッカー王国静岡"を代表するチーム。

清水桜が丘は清水商業時代に全国優勝12回準優勝2回しており、2013年に清水桜が丘となってからも全国に3回出場しております。清水東も全国優勝5回準優勝3回を誇るチームです。"清水ダービー"になってどよめきが起こるのも納得です。

ただし、近年の成績には大きく差が開いています。

清水桜が丘は2008年にプリンスリーグに昇格してからは1度も降格していません。

一方清水東は2011年、2013年にプリンスリーグでプレーしましたが、その後はプリンスリーグに上がれず。むしろ2017年、2020年、2021年は県2部でのプレーとなっており、名門の凋落すら感じさせます。今年は県1部に再昇格し、プリンスリーグ昇格を目指しています。

また、全国大会出場に関しても差が出ています。清水東が最後に全国に出場したのは1992年の高校総体ですが、清水桜が丘は2019年の高校総体清水桜が丘に改編された2013年以降でも既に3回全国に出場しています。

 

 

 

こちらは清水桜が丘サッカー部応援団

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こっちは清水東サッカー部応援団
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ホームユニホームは清水桜が丘清水東はアウェイの白ユニでした。

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スターティングメンバー

清水桜が丘

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・10番の西山隼矢は三重のH&A FC出身。藤枝東の中村朔良と同じ。

・左SBの石川瑠紀は8月に行われたSBSカップの静岡ユースメンバー。

・1年生守護神GK高田翔は国体静岡県選抜のメンバー。プリンスリーグ東海では開幕戦以外の14試合全てにフル出場中。

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清水東
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・3年生は5人。先発はボランチ木内琢満とキャプテンFW中山大耀。GK池田遼介、MF鍋田守、DF岡部草太はベンチスタート。

・CBは末次隆之介と村松和波の1年生コンビ。

・右SH宮野陽貴は中学時代アスルクラロ沼津U15で日本代表候補に選出されており、清水東では1年のインターハイからレギュラー。

・FW中山大耀は県1部リーグで15試合11得点を挙げており得点ランキングトップ。

・左SH山崎太耀の父は清水エスパルス強化部長山崎光太郎氏。

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得点者・交代

前半31分に清水桜が丘のキャプテンCB鈴木貴仁が負傷交代。特別接触プレーがあったわけではなく、元々痛めていた右膝の状態が悪化したという感じです。キャプテンマークはDF石川瑠紀に託され、25番藤田匠人が投入されました。

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前半はスコアが動かず0-0。

後半10分、清水桜が丘右サイドの中澤音和のクロスのこぼれ球を左SB石川瑠紀がダイレクトでFW杉山達(たつし)に渡し、杉山が粘って先制点を決めました。続く後半13分には10番西山隼矢がループ気味のヘディングシュートを決めて突き放します。

清水東は直後の後半13分に3年生ボランチ木内琢満を1年生若松瑞樹に交代。

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清水桜が丘も中澤音和を澤野航大に交代。

ここから清水東が驚異の追い上げを見せます。

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試合動画

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1,2年主体の清水東が3年主体の清水桜が丘を追い詰める

結果は清水桜が丘の勝利でしたが、1,2年生主体の清水東が3年生主体の清水桜が丘に対して2点差を追いついて延長戦まで持ち込んだところに来年への期待感が高まります。

昨年、清水東高校総体で県準優勝でしたが、選手権にも3年生が多く残っていました。メンバー25人中12人が3年生。決勝トーナメント1回戦に先発した3年生は11人中9人でした。

対して今年は25人中3年生は5人。先発も11番FW中山大耀と8番MF木内琢満の2人のみ。

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ただし、GK生子一茶、DF前田凌、DF田村天、MF藤島敬太、MF宮野陽貴、FW山崎太耀らは昨年の選手権でも1年生ながらメンバー入りしており、今年のインターハイでも堂々のレギュラーでした。(今日の試合に前田と田村は出ていません)

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宮野は両脚攣っても試合に出続け、最後は3年生の鍋田守と交代しますが、悔しそうにしている姿も印象的でした。

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また、この試合のセンターバック村松和波と末次隆之介の1年生コンビでしたが、ヘディングで勝ちまくっており、守備の堅さを感じました。

絶対的なエースストライカーであるFW中山大耀やMF木内琢満がいなくなってしまうとはいえ、来年もほぼ同じメンバーで臨めるというのは大きなアドバンテージになるはず。来年も注目です。

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別格の左脚石川瑠紀

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全国高校サッカー選手権静岡県大会 決勝トーナメント1回戦結果

全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝トーナメント1回戦が開催されました。

 

 

決勝トーナメント1回戦結果(10/30)

草薙陸上
10:30
静岡学園
プレミアWEST
2-1 東海大翔洋
県2部
富士総合
10:30
飛龍
県1部
1-3 富士市
プリンス東海
裾野陸上
10:30
清水桜が丘
プリンス東海
3(延長)2 清水東
県1部
草薙陸上
13:30
日大三島
県2部
0-3 浜松開誠館
プリンス東海
藤枝総合
13:30
藤枝東
プリンス東海
3-2 科学技術
県1部
裾野陸上
13:30
聖隷クリストファー
県1部
2-0 常葉大
プリンス東海
富士総合
13:30
磐田東
県1部
0(延長)1 浜名
県1部
藤枝総合
10:30
袋井
県1部
0-2 藤枝明誠
プリンス東海

どの試合も接戦となりました。前半終了時点ではどの試合も同点か1点差。最終的には日大三島vs浜松開誠館で3点差がつきましたが、静岡学園vs東海大翔洋は2-1、清水桜が丘vs清水東の清水ダービーは2-2で延長戦にもつれ込みました。藤枝東と科学技術の試合も最終的には3-2で1点差、インターハイ優勝の磐田東と浜名との西部ダービーも延長戦となりました。

 

 

科学技術は9/23、10/9に磐田東と県リーグで対戦していますが、それぞれ0-4、0-2で敗れています。それだけに、磐田東よりもカテゴリーが上である藤枝東相手にはさらに点差が開くと思っていましたが、結果は2-3と接戦を演じました。

 

袋井も科学技術同様9月に清水東と県リーグで対戦して0-5と大敗を喫しましたが、プリンスリーグで優勝争いをしている藤枝明誠相手に前半0-0で終えました。最終的には0-2で敗れてしまいましたが、意外にも善戦したという印象です。

 

番狂わせが起こったのは常葉大橘vs聖隷クリストファープリンスリーグ所属の常葉大橘相手に県1部の聖隷が後半に2得点を挙げて勝利しました。後半途中に左SHに投入された2年生野沢理人のドリブル突破から2ゴールが生まれました。

 

試合動画(Daiichi-TV YouTubeチャンネル)

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準々決勝対戦カード(11/3)

草薙陸上
10:30
静岡学園
プレミアWEST
vs 富士市
プリンス東海
IAI日本平
10:30
清水桜が丘
プリンス東海
vs 浜松開誠館
プリンス東海
IAI日本平
13:30
藤枝東
プリンス東海
vs 聖隷クリストファー
県1部
草薙陸上
13:30
浜名
県1部
vs 藤枝明誠
プリンス東海

優勝候補静岡学園富士市立と対戦。

静岡学園はJ1名古屋内定のCB行徳瑛、J1ガンバ大阪内定のMF髙橋隆大を筆頭にU-18日本代表GK中村圭佑、U-18日本代表候補MF寺裏剣、U-16日本代表候補FW神田奏真が所属しており、圧倒的な戦略を誇ります。対する富士市立はプリンスリーグ得点ランキングトップのFW山藤大夢、また山藤とともに静岡ユースのメンバーとしてSBSカップに出場したボランチ森寧樹(もり しずき)が所属しています。2019年の選手権決勝では6-1で静岡学園が大勝しましたが、今年はどうなるか。

 

清水桜が丘vs浜松開誠館プリンスリーグ東海所属チーム同士の対戦。プリンスリーグでは浜松開誠館が2勝しています。

 

藤枝東vs聖隷、浜名vs藤枝明誠はどちらもプリンスvs県リーグの対決。

 

 

 

 

トーナメント表