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全国高校サッカー選手権静岡県大会 決勝トーナメント1回戦 清水桜が丘高vs清水東高



裾野市運動公園陸上競技場で行われる決勝トーナメント1回戦を見に行きました。

裾野市運動公園の駐車場が満車のため、臨時でヤクルトの社員用駐車場も開放されており、私はそこに駐車しました。

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対戦カードは清水桜が丘vs清水東。組み合わせ抽選会でどよめきが起こったカードです。どちらも"サッカー王国静岡"を代表するチーム。

清水桜が丘は清水商業時代に全国優勝12回準優勝2回しており、2013年に清水桜が丘となってからも全国に3回出場しております。清水東も全国優勝5回準優勝3回を誇るチームです。"清水ダービー"になってどよめきが起こるのも納得です。

ただし、近年の成績には大きく差が開いています。

清水桜が丘は2008年にプリンスリーグに昇格してからは1度も降格していません。

一方清水東は2011年、2013年にプリンスリーグでプレーしましたが、その後はプリンスリーグに上がれず。むしろ2017年、2020年、2021年は県2部でのプレーとなっており、名門の凋落すら感じさせます。今年は県1部に再昇格し、プリンスリーグ昇格を目指しています。

また、全国大会出場に関しても差が出ています。清水東が最後に全国に出場したのは1992年の高校総体ですが、清水桜が丘は2019年の高校総体清水桜が丘に改編された2013年以降でも既に3回全国に出場しています。

 

 

 

こちらは清水桜が丘サッカー部応援団

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こっちは清水東サッカー部応援団
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ホームユニホームは清水桜が丘清水東はアウェイの白ユニでした。

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スターティングメンバー

清水桜が丘

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・10番の西山隼矢は三重のH&A FC出身。藤枝東の中村朔良と同じ。

・左SBの石川瑠紀は8月に行われたSBSカップの静岡ユースメンバー。

・1年生守護神GK高田翔は国体静岡県選抜のメンバー。プリンスリーグ東海では開幕戦以外の14試合全てにフル出場中。

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清水東
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・3年生は5人。先発はボランチ木内琢満とキャプテンFW中山大耀。GK池田遼介、MF鍋田守、DF岡部草太はベンチスタート。

・CBは末次隆之介と村松和波の1年生コンビ。

・右SH宮野陽貴は中学時代アスルクラロ沼津U15で日本代表候補に選出されており、清水東では1年のインターハイからレギュラー。

・FW中山大耀は県1部リーグで15試合11得点を挙げており得点ランキングトップ。

・左SH山崎太耀の父は清水エスパルス強化部長山崎光太郎氏。

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得点者・交代

前半31分に清水桜が丘のキャプテンCB鈴木貴仁が負傷交代。特別接触プレーがあったわけではなく、元々痛めていた右膝の状態が悪化したという感じです。キャプテンマークはDF石川瑠紀に託され、25番藤田匠人が投入されました。

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前半はスコアが動かず0-0。

後半10分、清水桜が丘右サイドの中澤音和のクロスのこぼれ球を左SB石川瑠紀がダイレクトでFW杉山達(たつし)に渡し、杉山が粘って先制点を決めました。続く後半13分には10番西山隼矢がループ気味のヘディングシュートを決めて突き放します。

清水東は直後の後半13分に3年生ボランチ木内琢満を1年生若松瑞樹に交代。

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清水桜が丘も中澤音和を澤野航大に交代。

ここから清水東が驚異の追い上げを見せます。

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試合動画

youtu.be

 

1,2年主体の清水東が3年主体の清水桜が丘を追い詰める

結果は清水桜が丘の勝利でしたが、1,2年生主体の清水東が3年生主体の清水桜が丘に対して2点差を追いついて延長戦まで持ち込んだところに来年への期待感が高まります。

昨年、清水東高校総体で県準優勝でしたが、選手権にも3年生が多く残っていました。メンバー25人中12人が3年生。決勝トーナメント1回戦に先発した3年生は11人中9人でした。

対して今年は25人中3年生は5人。先発も11番FW中山大耀と8番MF木内琢満の2人のみ。

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ただし、GK生子一茶、DF前田凌、DF田村天、MF藤島敬太、MF宮野陽貴、FW山崎太耀らは昨年の選手権でも1年生ながらメンバー入りしており、今年のインターハイでも堂々のレギュラーでした。(今日の試合に前田と田村は出ていません)

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宮野は両脚攣っても試合に出続け、最後は3年生の鍋田守と交代しますが、悔しそうにしている姿も印象的でした。

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また、この試合のセンターバック村松和波と末次隆之介の1年生コンビでしたが、ヘディングで勝ちまくっており、守備の堅さを感じました。

絶対的なエースストライカーであるFW中山大耀やMF木内琢満がいなくなってしまうとはいえ、来年もほぼ同じメンバーで臨めるというのは大きなアドバンテージになるはず。来年も注目です。

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別格の左脚石川瑠紀

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